研究課題/領域番号 |
19J10044
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
稲生 雄大 広島大学, 生物圏科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2019年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 仔牛 / 内分泌 / グルカゴン様ペプチド / 消化管発達 / 糖代謝 / 酪酸 |
研究開始時の研究の概要 |
現在、酪農現場では、子牛の出生後における低血糖や哺育期における下痢症による死亡率増加および発育停滞が問題となっている。糖代謝に関連するグルカゴン様ペプチド(GLP)-1および下部消化管上皮を成長させるGLP-2は、下部消化管から分泌される消化管ホルモンであり、これらの分泌を栄養管理により調節することにより、死亡率の低下・発育の向上が期待される。一方、子牛などの反芻動物では、これら消化管ホルモンの分泌機序には不明な点が多い。我々の研究では、様々な飼養管理法が子牛のGLP-1・GLP-2分泌に及ぼす影響を検討し、適切な飼養管理法を確立することを目的とする。
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研究実績の概要 |
当該年度において、①子牛におけるグルカゴン様ペプチド2(GLP-2)と酪酸の関係性、②母牛の分娩前におけるエネルギー水準が子牛のGLP-1を介した糖代謝に及ぼす影響、並びに、③子牛におけるGLP-2分泌と食餌性可消化繊維の関係性について研究を実施・完了した。①の成果は米国酪農学会でポスター形式で発表されており、このデータに基づく原著論文に関しては既に受理・公表されている。②はカナダのアルバータ大学農学部との共同研究であり、得られたデータは日本畜産学会第125回大会にて口頭発表し、優秀発表賞を受賞した。この結果を基にした原著論文は投稿済みであり、近日中に受理される見込みである。③は、ドイツで開催された反芻動物栄養生理学会および日本畜産学会第126回大会において発表済みであり、原著論文は近日中に投稿予定である。 これらを含む研究成果が認められ、昨年10月に九州大学大学院農学研究院助教として採用され、現在に至る。したがって、特別研究員を昨年度の9月に辞退した。 これらの研究から得た知見を活用して、現在は肉牛に関する研究を行っている。 以上のことから、期待通りの研究成果が得られたと考える。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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