研究課題/領域番号 |
19J10153
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分26040:構造材料および機能材料関連
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研究機関 | 東京大学 (2020) 大阪大学 (2019) |
研究代表者 |
増田 晋也 東京大学, 理学系研究科, 特任助教
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2019年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 水素貯蔵/放出 / 固体触媒 / CO2 / ギ酸 / PdAg合金 / 水素 / 二酸化炭素 / 塩基 |
研究開始時の研究の概要 |
次世代エネルギーとなる水素の貯蔵・供給を容易にするため、高い水素の体積貯蔵密度、安定性などの利点を持つギ酸が水素貯蔵材料として注目されている。本研究では効率的なギ酸合成および分解に用いる触媒調製を目的とする。ギ酸合成・分解反応においてその活性および耐久性の向上が課題となっており、本計画では活性および耐久性の向上を目指した触媒金属の精密な合金制御および反応中での金属の劣化を防ぐような担体構造の制御を志向する。
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研究実績の概要 |
本年度はクリーンな反応系を達成するため、添加剤を使用しない純水下でのギ酸合成反応のための触媒開発、およびギ酸塩/炭酸塩の相互変換系のための触媒開発を報告した。ギ酸塩/炭酸塩相互変換反応は、ガスとして水素のみが生成するためガスの分離等の必要がなく、温度と水素圧のみで反応をスイッチできるためクリーンな反応系である。 純水下でのCO2の還元を促進するため、固体塩基を有する担体の合成を試みた。アルデヒド化合物とアミン含有シリカ源を混ぜ合わせると、シリカの縮合が促進されて固体が形成することを見出し、数種のアルデヒド化合物を用いて担体を合成した。担体比較の結果、特定の担体に対してPdAg合金を担持した触媒が、室温でのギ酸合成反応に対して既存の触媒を凌駕する性能を示すことを見出した。数種の担体を解析したところ、低温でのCO2の吸着能が高く、かつCO2と比較的弱い親和性をもつ担体を用いたときに高い活性が得られることを見出した。 ギ酸塩/炭酸塩の相互変換系では、既報ではPd担持カーボン系触媒が高活性を示すことが報告されていたが、担体比較の結果Pd担持TiO2触媒がカーボン触媒と同等以上の性能を示すことを見出した。また、合金種としてPdAgやPdAu合金が高い活性を示した。そこで更なる高活性化を志向し、AgコアPdシェル型の合金をTiO2のシェルで被覆する構造の作製を行った。この構造では、PdがAgとTiO2の両方から電子的寄与を受け、高活性サイトとして期待されるPd-TiO2界面の増加が達成できる。結果として、本構造の作製によって活性の増加が見られ、特にCO吸着より算出した表面Pd当たりの活性が大きく向上することを見出した。速度論的同位体効果や基質濃度依存性によって合金効果、および被覆効果が律速段階を促進することを見出した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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