研究課題/領域番号 |
19J10838
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中村 文亮 大阪大学, 経済学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
2019年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | M&A / 企業買収 / 技術者 / イノベーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、買収を受けた技術者や技術部門のイノベーション成果向上をもたらす組織マネジメントを明らかにすることである。被買収企業の技術者のイノベーション成果が買収後に低下すると報告されているにも関わらず、彼ら彼女らの成果向上のためのマネシメントが十分に明らかにされていない。そこで、本研究では研究課題として、第 1に被買収企業の人々のイノべーション低下をもたらす組織要因の特定、第2に、技術系スタートアップ企業の買収に焦点を絞り、買収を受けたスタートアップのイノベーション能力がどのように変化するのかを解明する。
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研究実績の概要 |
本年度は、主に2つの研究課題に取り組んだ。第1に、国内の買収事例に関する独自データベースの作成、第2に、質問票における具体的な質問事項の検討である。 第1に、本研究では日本企業が関連する買収事例の詳細なデータベースを構築する。当該データベースは、買収タイプ、目的、取引価格、時価総額、買収スキーム、代表取締役、関連企業の住所に関する情報を含む。本年度は、主に2014年以降の買収を中心におよそ8,400件について、ウェブ上に公開されている複数のサイトからスクレイピングをすることによってデータを収集した。さらに、技術系企業においてはその技術特性および発明体制を明らかにするために、特許データを収集し、買収データベースとの連結作業を一部について実施した。 第2に、具体的な質問事項について検討した。本研究の目的は、1)被買収企業の技術者のイノベーション低下をもたらす組織的要因の特定、および2)買収を受けた技術系スタートアップのイノベーションに関する組織能力蓄積がどのように変化するかの解明である。本年度は、1)についての質問事項について優先的に検討し、先行研究での理論レビューを実施した。理論研究では、1)組織行動論、2)イノベーション論、3)経営戦略論の領域を中心に先行研究を渉猟し、理論研究および実証研究に向けた情報収集を実施した。同時に、買収を経験した複数の技術系企業にインタビューを行い、質問事項について検討を行った。これらの現時点で実施したデータベース構築と理論研究をもとに、定量・定性分析を行った。この分析によって得られた知見は、今後の質問票調査および事例研究にて活用する予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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