研究開始時の研究の概要 |
本研究ではMAPK/ERK, PI3K/AKT経路の上流タンパク質(p52Shc(SHC), Grb2, PI3K)と下流タンパク質 ( ERK, AKT)に着目し、同一細胞内において刺激後の反応の時間変化を同時計測する。そして同一細胞内で得られたそれぞれの反応の時間変化の相関性、上流から下流に伝達される情報量を解析する。これらによりMAPK/ERK, PI3K/AKTの二つの経路が、伝達されたシグナルをどのように調節制御し応答を決定しているのかを明らかにする。なお、顕微鏡を用いた実験は理化学研究所・佐甲細胞情報研究室にて行い、すべての実験を申請者自身が実施する。
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