研究課題/領域番号 |
19J11904
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
谷口 諒太郎 新潟大学, 自然科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2020年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2019年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 電波伝搬 / 無線通信 / 高SHF帯 / 伝搬モデル / Massive MIMO / 5G / ミリ波帯 |
研究開始時の研究の概要 |
無線通信機器の普及により通信量が著しく増加しており,現在の通信技術ではこの通信容量の増加への対応に限界がある.そこで基地局に数十~百のアンテナを配置したMassive MIMOと呼ばれるシステムが提案されている. 本研究は,そのMassive MIMOを厳密に評価できる伝搬モデルの実測に基づく構築と,そのモデルを用いたMassive MIMOシステムの総合的な評価と改善を目的とする.
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研究実績の概要 |
Massive MIMO(Multi-Input Multi-Output)では従来の周波数に比べ比較的高い周波数帯(SHF帯)が利用される.SHF帯は従来用いられてきたUHF帯に比べ伝搬損失が大きく,その伝搬特性が異なるため,これまでのシステムの評価で用いられてきた伝搬モデルをそのまま流用することは適切ではない. SHF帯の伝搬を解析し,新たな伝搬モデルを設計する必要がある.既に3GPP(3rd Generation Partnership Project)で提案されているSHF帯でも適用可能な伝搬モデルは存在するが,構成が非常に複雑で,その特性が従来の伝搬モデルであるレイリーフェージングに近いため,より簡易で実際の伝搬環境に近い伝搬モデルの構築は必須である.新たな伝搬モデルを提案するにあたり,申請者が着目したのは電波のパスのかたまり(クラスタ)の数である. 高SHF帯のように比較的高い周波数になるとクラスタ数が減少することをシミュレーションにより明らかにした.また,中心周波数27.8GHzのチャネルサウンダを用い,所属大学のキャンパス内で電波伝搬測定を行うことで,実際の伝搬環境で得られる遅延-到来方向特性を導出した.この測定結果から,クラスタ数やクラスタの角度広がり,クラスタ間の電力差などのパラメータを導出し,いくつかのクラスタからなる新たな伝搬モデルの提案と評価を行い有効性を示した.
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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