研究課題/領域番号 |
19J20370
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
加藤 幹治 東京外国語大学, 総合国際学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2019年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 言語学 / 琉球諸語 / 奄美語 / 徳之島方言 / 琉球語 / 一般言語学 / 記述言語学 / 音韻論 / 形態論 / フィールド言語学 / 記述文法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、(1)徳之島(鹿児島県)で話されている奄美語の方言の包括的記述を行うこと、(2)その記述を用いて、一般言語学に理論的な貢献を行うことである。 徳之島方言はこれまで十分な記述がなされていない「消滅危機言語」であり、その記述は今すぐに行わなければならない喫緊の課題である。この研究の成果は、「参照文法」(ある言語の文法体系のあらゆる項目について参照できるようにまとまった文法書) としてまとめられる。
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研究実績の概要 |
本年度(2021年4月-2022年9月)は新型コロナウイルスの影響により研究期間を延長した上での最終年度であったため、本研究の目的である、「徳之島伊仙方言の文法書、辞書、談話資料の作成」の完成を目標とした。談話資料、語彙集は、web上で公開するための準備段階にある。 本年度は、新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら徳之島で方言の現地調査を行っていく予定であったが、感染状況を鑑みて現地調査を行わなかった。したがってオンライン調査で得たデータで行える研究と現段階で入手可能なデータを公開するための研究を行った。 まず、以前に得た方言の談話資料データを公開した。また、これに伴い、インターリニアグロス付きの音声資料をWeb上で公開するための仕組みを開発中である(未発表)。また、関連として、方言の談話資料を再利用可能な形式で公開するための方法論について発表した。 既存の語彙資料をText Encoding Initiative Guidelineに従った形式に変換した上でWeb上で一般ユーザが利用可能な辞書サイトとして公開する枠組みについて研究を行い、国際学会で発表した。今年度に発表した研究では沖縄語を研究対象としたが、この知見を用いて本研究課題の研究対象である徳之島方言の語彙データを公開するwebサイトを作成中である(未発表)。 文法書の一部を、記述文法アンソロジー"An Introduction to the Japonic Languages"の中で発表した。オンライン調査によって得た音声・文法データに関する分析は、『しまじまのシマクトゥバ 3』「第35回日本音声学会全国大会」や「沖縄言語研究センター研究発表会」などで発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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