研究課題/領域番号 |
19J20566
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分45020:進化生物学関連
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山川 隼平 筑波大学, 生命環境科学研究科, 特別研究員(DC1)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2021年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2020年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2019年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 棘皮動物 / 五放射相称 / ヒトデ |
研究開始時の研究の概要 |
棘皮動物は左右相称の祖先から五放射相称の体制を獲得した。進化過程を通し棘皮動物はなぜ他でもなく五放射相称の体制を獲得したのだろうか。本研究ではヒトデにおける五放射の発生機構を明らかにし、その獲得プロセスの分子基盤の解明を目指す。ヒトデは変態期に入ると幼生体内に五放射相称の成体原基を形成する。これまでに成体原基のパターン形成への関与が示唆される候補因子を幾つか絞り込んだ。そこで、今後はゲノム編集技術の導入等により以上の因子の五放射形成への関与を検証する。
|
研究実績の概要 |
2021年度は昨年度に引き続き、当初予定していた五放射相称形成を制御する候補遺伝子の機能解析を進めた。それぞれの候補因子に対して複数の標的サイトを設計し、比較的高い効率で標的サイトを切断することに成功したものの、TALEN mRNA注入胚でも五放射相称の形成に異常は観察されなかった。そのため、新たにこれまでに絞り込んだ五放射相称の形成候補因子とは異なる遺伝子についても、トランスクリプトーム解析等を用いてシグナル関連遺伝子等に焦点を当てた網羅的なスクリーニングを行なった。しかしながら、これらの解析からは新たな候補因子は浮上せず、五放射相称の形成制御因子を同定する当初の目標は達成できなかった。その一方で、今年度はイトマキヒトデにおけるゲノム編集技術TALENを用いて骨片形成を制御するvegfr(Vascular Endothelial Growth Factor Receptor)の機能解析を行なった論文を共同筆頭著者の一人として発表した。加えて、イトマキヒトデにおけるTALENの導入についてのメソッドの詳細を記述した論文も現在投稿準備を進めている。棘皮動物の変態期に遺伝子レベルでの機能解析を行えるアッセイを構築・公表できたことは本研究の実績の一つである。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|