研究課題/領域番号 |
19J21462
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2021) 山形大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
清川 宏暁 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人間情報インタラクション研究部門, 第一号職員
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2020年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 質感知覚 / 感性情報学 / 光沢感 / 半透明感 / 画像特徴 / 視覚科学 / 心理物理学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,これまで未解明だった輝度の低い光沢感を感じるための画像手がかりを解明し,それを画像処理に応用することで映像呈示デバイスの最高輝度の制限を受けにくい光沢感表現技術の基盤知見を得ることである. 低輝度反射領域の輝度エッジ成分に着目し,その強度を強める処理から人が感じる光沢感を強めることができるか,また,光沢のない物体へ低輝度領域を付与することによって輝度エッジを作り出すことで光沢感を生み出すことができるかどうか検討する. また,高輝度由来の光沢感と低輝度由来の光沢感がヒト視覚系内において同一の質感として扱われているかどうかについても検討する.
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研究実績の概要 |
光沢感知覚は高輝度領域からのみならず,低輝度領域からでも知覚可能であることを多様な反射特性・形状・照明環境の物理パラメータ条件でレンダリングしたコンピュータグラフィックス(CG)画像を用いて示した.また,低輝度領域由来の光沢感を知覚するための画像特徴として,輝度成分の高空間周波数帯域のサブバンドコントラストが重要な役割を果たしていることを発見した(Journal of Vision誌). 光沢感知覚における輝度の高空間周波数帯域の寄与をより深く理解するために,高輝度領域由来の光沢感と低輝度高輝度由来の光沢感では,手がかりとなる空間周波数が異なるのかどうかについて検討した.その結果,高輝度領域由来の光沢感も低輝度領域由来の光沢感も高空間周波数のサブバンドコントラストを手がかりとする応答方略に違いはないが,低輝度領域由来の光沢感の場合は高輝度領域由来の光沢感よりも幅広い空間周波数のサブバンドコントラストを手がかりとしていることを発見した(Frontiers in Psychology誌). 光沢感のみならず半透明感という質感の知覚メカニズムについても検討を進めた.物理的には全く光を透過しない物体画像であっても,陰影成分が持つ形状の振幅や空間周波数が光沢成分が持つそれらに対して相対的に低くなるような合成画像を作ることで半透明感を生み出す錯視を発見した.また,画像特徴を用いた回帰分析により,この半透明錯視の知覚において,画像の光沢成分と陰影成分の輝度方位分布の異方性の不一致が強い寄与を果たしていることを発見した(Vision Research誌にて査読中).
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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