研究課題/領域番号 |
19J21874
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉村 直人 九州大学, 人間環境学府, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2019年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 空間 / 注意 / 呼吸 / 感情 / 年齢推定 / 視覚的注意 / 呼吸経路 / 記憶 / 身体姿勢 |
研究開始時の研究の概要 |
水泳競技から潜水作業に至るまで,水中環境のなかで視覚情報が重要となる場面は数多くある。本研究の目的は,水中での視覚認知機能の変容を解明していくことである。そこで,水中活動で特に重要となる情報を想定し, 1. 運動物体の知覚処理 2. 視覚的な注意 3. 脅威対象に対する検出 の3つの認知機能を切り口に, 水中という外的環境が我々の視覚認知にどのような影響を与えるかについて検討する。
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研究実績の概要 |
最終年度である本年度では、潜水活動時という特殊環境下での認知機能の変容についてのこれまでの研究成果を基に包括的なモデルの検討を行った。以下は具体的な内容についてである。
これまでの検討では潜水活動時に想定される「呼吸経路」・「身体姿勢」・「空間表象」を想定し、認知処理がどのように変容するかを検討してきた。まず潜水活動時にはその制限から、呼吸経路が口呼吸に限定されるということから、呼吸経路と空間的注意に着目した。その結果、口呼吸は、注意資源を低下させ、注意のパフォーマンスを低下させることを明らかにした。また、身体姿勢は水中では不安定になることから、股のぞき姿勢と境界拡張という風景記憶のバイアスについて検討を行ったところ、股のぞき姿勢は誤記憶を増強させる可能性が示唆された。また、空間位置(上下)の選好が一般参加者とダイバーで異なるのかを検討したところ、それらに有意な差は見られなかった。これらの結果から、潜水活動における認知機能の変調は、空間的注意や風景記憶などの外界への適応に必要な認知機能のみ変調し、選好などの判断には影響しないと考えられた。これらのことから、潜水活動によって変調する認知機能は、活動に必要な呼吸活動や身体姿勢の安定性が欠如している特殊で危険な空間である「水中」に適応するために我々が必要とする能力に関わる認知機能に顕著に影響を与えているのではないかと考えられた。これらについての詳細なモデルについては現在論文を執筆中である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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