研究課題/領域番号 |
19J22552
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
原 瑶佑 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2020年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | ゾル―ゲル法 / 金属有機構造体 / リチウムイオンバッテリー / リチウム空気電池 |
研究開始時の研究の概要 |
多孔体は触媒、分離媒体、吸着剤、エネルギー貯蔵・変換などの様々な分野において広く研究されている。階層的な多孔構造を設計することは材料のさらなる機能化につながる。階層的多孔構造においてマクロ孔(>50 nm)構造のみならず、メソ孔(2~50nm)構造およびマイクロ孔(<2nm)構造領域においても構造を精密に制御することは、その材料のもつ多彩な性能を最大限引き出せる可能性をもち、一般的な作製手法の確立が求められている。本研究では金属有機構造体のマイクロ・メソ孔領域における多孔性結晶構造に注目し、その階層的な構造制御を試みることで幅広い細孔領域で精密制御可能な新規多孔体の合成設計を試みる。
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研究実績の概要 |
令和三年度は前年度に開発した金属有機構造体(MOF)の多段階ステップでの集合制御手法を拡張することで、材料中の分子レベルの欠陥からマイクロ・メソ・マクロ孔構造の独立的な階層構造制御手法の確立を試みた。ここでは特にUiO-66型MOFの集合形態と分子レベルの欠陥構造に着目することで、分子レベルの欠陥からマイクロ・メソ・マクロ孔構造の独立的な階層構造制御が可能となった。また、その細孔構造が与える影響について通液試験によって明らかにした(論文投稿準備中)。さらにこうした多孔性材料開発の知見を活かすことで、リチウムイオンバッテリー(LIB)における多孔性カソード材料の開発を行った。結果、酸化物多孔性材料における酸化物のヘテロ接合がLIBのサイクル特性およびレート特性に与える影響について明らかとした(論文投稿中)。また、多孔性材料の更なる構造制御手法の開拓を目指して金属有機多孔面体(MOP)の集合状態の制御を試みた。ここでは特にMOPのメゾスコピック領域における集合状態をMOP間の電荷反発と溶媒蒸発に誘起されるミセルの自己集合に注目することで制御することを試みた。結果、球状または棒状ミセルによってMOPの集合状態を制御することが可能であり、階層的多孔性材料の更なる構造制御手法が新規に開発された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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