研究課題/領域番号 |
19J23329
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
李 華雨 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2021年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2020年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2019年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 五山文学 / 抄物 / 五山文化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は主に万里集九という五山僧を取り上げ、日本中世における中国文学・文化の受容、特に宋代文化の受容の展開と深化の過程を考察し、中世紀日中文化交流の一側面を端的に解明し、東アジアにおける蘇軾・黄庭堅を代表とする「宋型文化」の影響と価値を全面的に評価する。
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研究実績の概要 |
研究課題である日本中世における「宋型文化」の受容について、主に蘇軾および黄庭堅が五山漢詩文に与えた影響に焦点を絞って分析を行った。今年度も引き続き蘇黄の抄物である『四河入海』、『帳中香』を中心に研究を進め、五山禅僧義堂周信をめぐって五山禅林の知識流通ルートを考察し、さらに日本における北宋禅籍『無門関』の受容について検討し、学会発表を二件行い、その成果を発表した。具体的な研究内容、進行状況および学術成果は以下の通りである。 当初の研究範囲としては日本中世における蘇軾および黄庭堅の抄物を研究対象とする予定であったが、今年度の研究を遂行するにしたがって、当初想定していたよりも日本中世における「宋型文化」の受容の様相は極めて複雑かつ多層的であることを強く認識することとなった。今年度は主に日本中世における北宋時代詩僧の著作の受容に着目し、文献調査を行った。受入機関である東京大学を中心に、東京および地方にある関係諸機関に出張して文献調査を実施した。また、『參寥子詩集』、『鐔津文集』、『無門関』などの本文を精査し、各版本の異同および出版の経緯などについて基礎的な文献学的検討を行った。現在、これらの報告内容に基いた論文の投稿を計画中である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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