研究課題/領域番号 |
19J40107
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鴨志田 聡子 東京大学, 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ユダヤ諸語 / ユダヤ人 / ラディノ語 / イディッシュ語 / オンライン / 参与観察 / 集合的記憶 / COVID19 / ラディノ語(ジュデズモ、ユダヤ・スペイン語) / 地中海地域 / イスラエル / ディアスポラ / セファルディ / 語りにくさ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではユダヤ人の言語共同体における集団的記憶の形成と継承を対象とし、集団的記憶が国家や宗教よりもむしろ言語を核に形成されている様子を描き出す。本研究では「言語共同体」とは共通の言語をもつとして集う人々の集団を指し、「集団的記憶」とはその集団の独自の歴史を指す。1492年スペイン追放から現在まで使われてきたラディノ語(ジュデズモ、ユダヤ・アラビア語とも)は地中海沿岸の広範囲に分布したユダヤ人の独自言語である。ディアスポラのユダヤ人の言語は日本でも比較的知られているイディッシュ語以外にも数多く存在した。本研究では代表的な言語の中でもまだ話者が生存しているラディノ語とその集団的記憶に注目する。
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研究実績の概要 |
報告者は昨年に引き続きユダヤの言語の学習活動に継続的に参加しながら、日本からも入手可能な資料について調査しました。今年度も新型コロナウイルス感染拡大の影響などで海外渡航ができなかったので、言語学習活動の参与観察をオンラインで進めました。 オンラインでの参与観察を2年間続けて彼らと一緒にCOVID19を過ごしてみて、改めてわかったことがありました。その一つが本研究をさらに発展させるためにはより深い信頼関係の構築が必須だということです。そのためには報告者が、現地に何度も赴き、本研究や自身について丁寧に説明する必要があります。一緒に時間を過ごしながら、先方と対面形式でお話しすることが重要だという考えに至りました。それが実現する時に備えて、今年度はラディノ語に関連する資料を分析しました。さらに同じユダヤ人の言語でオンラインでも調査しやすいイディッシュ語について調査を進め、言語、文化、宗教についての理解を深めました。本研究の成果は、学会発表XXI Congreso de Estudios Sefardies(2022年7月)、共著(2023年出版予定)等で公開するので、その準備を進めています。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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