研究課題/領域番号 |
19J40164
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 鹿児島大学 (2021) 京都大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
藤本 麻里子 鹿児島大学, 水産学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 海外渡航 / フィールドワーク / パンデミック / オンライン / ザンジバル / ダガー加工産業 / 資源保全 / 生産者組織 |
研究開始時の研究の概要 |
農山漁村の商品生産者にとって、協同組合や生産者組織は重要である。本研究はザンジバルの漁村において、主に輸出品として盛んに生産されているダガー(小魚)の干物の生産者を対象として、その組織化に必要な機能を明らかにするものである。現在、ダガー生産者はコンゴ民主共和国から買い付けにやってくる商人たちの豊富な資金力に圧倒され、買い叩かれているのが現状である。ダガー生産者たちは個々にコンゴ人商人と交渉しているが、資金力の違いから有効な交渉が行えない。そこで、ダガー生産者組織を結成し、コンゴ人商人と対等に価格交渉を行える環境が求められている。本研究はダガー生産者組織に必要な機能を解明するものである。
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研究実績の概要 |
当該年度は前年度にひき続き、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴う海外渡航制限や移動制限の影響を受け、現地調査を実施することができなかった。本研究課題は現地でのフィールドワークに基づくデータ収集とその分析によって遂行する予定だったため、フィールドワークが不可能な状態では研究課題の遂行は困難だった。そのような状況下ではあったが、国際電話はSNSを通じ、ザンジバルのインフォーマントと連絡を取り合い、最低限の現地事情および関係継続のためのコミュニケーションを継続した。電話やSNSによる遠隔からではあったが、過去に収集したデータの分析を進める中で生じた疑問について質問したり、フィールドワークが可能になった場合の新たなデータ収集方法についての相談を行ったりもすることができた。 また、フィールドワークが不可能な分、文献調査や国内の研究者との打ち合わせ等を行って研究課題の遂行に努めた。大規模な研究集会や学会大会は新型コロナウイルスの流行のため、オンライン開催や規模を縮小しての開催となり、国内学会への参加も頻度が下がった。しかしながら、個別の研究者との情報交換を重ねることで、研究課題についての新たな視点を得ることができた。 オンラインで開催された国際漁業学会研究会においては、ザンジバルの漁業・水産業の概要と日本の国際協力が支援可能な点について情報提供を行った。研究者のみならず国際協力の実務家の方々からも様々なコメントをいただき、有意義な情報共有の場を持つことができた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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