研究課題/領域番号 |
19J40201
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
磯 直樹 慶應義塾大学, 法学部, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 文化資本 / 社会空間 / 不平等 / 対応分析 / 文化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本において経済資本・学歴・職歴だけでは捉えられない不平等を文化資本と社会空間によって捉えることを目的とし、SSMなどのサーベイのデータを用いた文化資本の計量分析に加え、独自に実施したウェブ調査データを用いた計量分析を行う。本研究の特色は、階級・社会階層を構成する要素として、所得・学歴・職歴とは別に文化資本に着目する点にある。加えて、文化資本を学歴とは明確に分け、日本社会の文脈に合わせて文化資本を理論的に再定義している点に特色がある。
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研究実績の概要 |
本年度は、これまでの理論研究と経験的研究の統合を目指し、「現代日本の文化資本と社会空間」という本研究課題について総合的に取り組んだ。理論研究の成果は、『教育社会学研究』に掲載された「ブルデュー派階級分析の理論と方法」にまとめた。この論稿では、ブルデューの「社会空間」と「文化資本」という理論的概念が経験的研究にどのように結びついているのかを論じた。この理論研究と並行して、前年度までには進められていなかった音楽空間に関する分析を行い、その成果の一部を日本社会学会の大会で発表した。音楽の趣味や関与は、社会階層(学歴・所得・職業など)に還元できないことが分かったが、どのような属性や社会的要因が重要になっているのかは今後の検討課題である。音楽空間に関する研究成果は、2021年度内には論文として公刊することはできなかったが、研究の進捗とともに課題をより明確にすることができた。また、音楽空間の分析には新たな理論枠組みが要請されるため、拙稿「ブルデュー派階級分析の理論と方法」で扱った理論的考察にとどまらず、理論研究をさらに進める必要がある。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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