研究課題/領域番号 |
19K00049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
樫 則章 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40194766)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 歯科医療倫理 / 歯科医療倫理教育 / 歯科医療プロフェッショナリズム / 歯科医療プロフェッショナリズム教育 / 歯科医療倫理学 / プロフェッショナリズム / 動画による学修教材 / 倫理的検討事例 / 抜去歯の教育・研究利用 / プロフェッショナリズム教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、これまでの科研費による研究成果を踏まえて、①歯科医学・歯科衛生学教育、②歯科医療、③歯学・歯科衛生学研究のそれぞれの場における倫理的問題にまず医療従事者自身が気づくことができるようにするために、さまざまな倫理的検討事例を作成すること、そして医療従事者がそうした問題に取り組むための方法を可能な限り提示すること、さらにこれまであまり問題とされることのなかった抜去歯の教育利用や研究利用について実態を調査し、それを踏まえた上で、抜去歯の教育利用及び研究利用に関する適切な指針を作成することを目指している。
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研究成果の概要 |
本科研費による主要な成果は次のとおりである。1.プロフェッショナリズム教育の実践に関するワークショップの開催(2019年度)2.これまでの科研費による研究成果物を用いた倫理・プロフェッショナリズム教育の実践例等に関するシンポジウムの開催(2020年度)3.治療のために抜去された歯の教育・研究利用に対する患者等からの同意取得に関する暫定的な提案(2021年度)4.倫理・プロフェッショナリズム教育の現状に関するシンポジウムの開催(2022年度)5.守秘義務に関する映像による歯科医療倫理学修教材の制作(2022年度)6.2022年度に制作した教材の活用に関する教育研究集会の開催(2023年度)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで進めてきた、わが国における歯科医療倫理学の構築のための研究を歯科衛生学分野も含めて総括したものであり、そうした研究自体が当該領域におけるわが国の初めての試みであるという意味できわめて特色のある研究である(学術的意義)。また、本研究の成果は今後の歯科医療に係る教育のみならず、わが国における歯科医療現場の倫理的質の向上に大いに寄与しうるものと期待される(社会的意義)。
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