研究課題/領域番号 |
19K00134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
藤井 浩基 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (50322219)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高木東六 / パリ / 日記 / 留学 / 東京音楽学校 |
研究開始時の研究の概要 |
昭和から平成にかけて活躍した音楽家・高木東六(1904-2006)が1927年から1931年にかけて書き留めていた自筆の日記全5冊の翻刻と解題を行う。高木は1928年から1932年にかけてパリに留学し,スコラ・カントルムでピアノと作曲を学んだ。日記は留学に至る過程から留学生活の終盤まで克明に記述されている。これらの作業を通して次の3点を明らかにする。①日本人音楽留学生がみた1930年前後のパリ音楽界の実相 ②同時期のパリにおける日本人留学生の学際的な交流の実態,帰国後の展開とその影響 ③高木のパリ留学生活の実態と音楽歴における位置付け
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研究成果の概要 |
昭和から平成にかけて幅広い分野で活躍した音楽家の高木東六(1904-2006)が1928年12月から1931年12月にかけて書き留めていた、パリ留学時代の自筆の日記4冊分を翻刻し、解題を行った。 高木は1928年12月から1932年3月までパリに留学し、ピアノと作曲を学んだ。日記には留学生活の様子が詳細に記述されている。高木の日記を通して、当時のパリにおける日本人の音楽留学と人的交流の実相の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2024年春,パリ・シテ大学において本研究成果を公開する機会を得た。また,2024年は高木東六生誕120年にあたり,国内外で高木への関心の高まりや再評価の試みがみられる。本研究がそれらのニーズに対して情報提供できれば幸いである。 なお本研究成果は,令和6年度科学研究費助成事業研究成果公開促進費(学術図書)に採択され,『高木東六パリ音楽留学日記―1928年-1931年―』として刊行する予定である。
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