研究課題/領域番号 |
19K00182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01060:美術史関連
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研究機関 | 横浜美術大学 |
研究代表者 |
濱田 瑞美 横浜美術大学, 美術学部, 准教授 (30367148)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 敦煌美術 / 仏教美術 / 図像研究 / 図像構成 / 石窟空間 / 経変 / 題記 / 莫高窟 / 維摩経変 / 薬師経変 / 中国 / 塑像 / 壁画 / 千手観音 |
研究開始時の研究の概要 |
中国甘粛省敦煌に所在する仏教石窟の内部は、塑像や壁画によって隙間なく荘厳されている。本研究は唐宋時代の敦煌石窟を実地調査し、個々の塑像や壁画の図像研究を行うとともに、それらの研究成果を基に、塑像や壁画が観者にとってどのような意味をもち、窟内に有機的に配置されているのかという窟内全体の荘厳プログラムを解明する。また窟内荘厳プログラム解明の成果を他の窟にも敷衍させ、未解明の図像の意味について考察する。
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研究成果の概要 |
本研究は、敦煌地域に所在する唐宋時代の仏教石窟内に造られた塑像および壁画を対象に、個々の図像学的考察とともに、窟内全体の荘厳プログラムの解明を行ったものである。千手観音図、薬師経変、維摩経変等の図像の新解釈を提示するとともに、窟内正面仏龕の本尊像と龕内壁画、および周壁の図像の考察を通して、窟内の図像荘厳と法会や受戒といった宗教行為との関係を想定するに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敦煌石窟の窟内にあらわされた仏教美術の図像について、墨書題記や関連経軌等と照合し解明を行った本研究の成果は、仏教美術史や図像学の研究進展に繋がっただけでなく、仏教学・仏教史・歴史学など他分野にも寄与できるものである。加えて、窟内全体の図像プログラム解明の成果は、敦煌石窟に限らず、仏教図像や宗教美術の研究において有効な理論を提示するものとして学術的に大きな意義がある。
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