研究課題/領域番号 |
19K00226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
城多 努 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (30423966)
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研究分担者 |
石田 麻子 昭和音楽大学, オペラ研究所, 教授 (50367398)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 公会計 / アートマネジメント / 芸術実践 / 公共経営 / 会計学 / 舞台芸術運営 / 舞台芸術 / 非営利組織会計 / 舞台芸術政策 / 芸術文化と会計 / 芸術文化助成 / 会計 / 文化助成 / コミュニケーション / マネジメントスキル / 舞台芸術実践 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では芸術文化活動を行う団体における会計情報の活用の在り方を探るものである。芸術文化活動の多くは公的な助成なくしては成り立たないが,その公的助成は減少傾向にある。このような中,資源の有効活用を図る予算管理や,コストマネジメントといった組織マネジメントの手法は芸術文化団体にとって重要な意味を持つはずである。しかしながらこれらの団体においては,会計情報を活用することによって経営資源を有効に活用するというマネジメントの基礎が十分に構築されていない。本研究ではこれらの疑問から,芸術文化団体における会計情報の活用について,会計学およびアートマネジメントの視点からの究明を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、芸術文化団体に対する調査を通じて、団体の目的達成に会計が果たす役割についての現状の把握、および芸術文化団体において得られる会計情報の態様、会計情報がどのように利用されているか、利用されていないとしたらその障壁は何か、またどのような情報ニーズがあるのかについて調査を通じて明らかにすることを目指した。 その結果芸術文化団体における会計情報マネジメントの経験の蓄積や共有が不十分であること、人材の不足が明らかとなった。多くの団体は非営利組織として定められているアカウンタビリティへの対応に手一杯であり、財務や会計に関するマネジメントを十分に行いうる体制になっていないことも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
芸術文化団体が会計情報をどのように利用しているのかということについては、先行する研究もほとんどなく、現状が十分把握できていない。本研究では芸術文化団体において得られる会計情報の態様、会計情報がどのように利用されているか、利用されていないとしたらその障壁は何か、またどのような情報ニーズがあるのかについて分析をすることにより、活用へとつなげる道筋を明らかにすることを目的とし,研究を行った。その結果,これまでほとんど明らかにされてこなかった芸術文化団体における財務・会計上の課題の一端を明らかにすることが出来,今後の芸術文化のさらなる発展に寄与する財務・会計マネジメントの方向性が明らかになってきた。
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