研究課題/領域番号 |
19K00236
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
岡本 悦子 就実大学, 人文科学部, 教授 (90248261)
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研究分担者 |
浅利 尚民 就実大学, 人文科学部, 准教授 (20804818)
中西 裕 就実大学, 人文科学部, 教授 (30413537)
小林 敦子 就実大学, 人文科学部, 准教授 (70422912)
加藤 美奈子 就実短期大学, 生活実践科学科, 教授 (80435338)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 創作教育 / 多分野 / カリキュラム |
研究開始時の研究の概要 |
「生きる力」を備えた、感受性と創造性豊かな人材の育成が重視されて久しいが、創作教育は、課題と解決策を自らみつけていく学習であることから、その実現に大きく資することが期待できる。ところが、多くの場合そのカリキュラムは分野ごとの検討・作成に留まる傾向にあり、分野を横断した学際的な研究は行われていない現状にある。 そこで本研究では、多分野の創作教育についてその目的と方法の実際を横断的に調査し、創作教育のカリキュラム開発のための基礎資料を整備するとともに、創作教育に共通の要素を明らかにして、多分野で利用可能な指導法・評価の標準化されたカリキュラムを考案することを目的とする。
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研究実績の概要 |
現在、日本の高等教育の場においては、文芸・舞踊・美術・音楽・メディア表現など多様な分野における「創作」・「表現」の教育が行われている。こうした創作教育は、自己と他者を注視し、課題と解決策を自らみつけていく学習であることから、青年期および社会人の学びに大きく資することが期待できるものである。 そのカリキュラムは分野ごとの検討・作成に留まる傾向にあり、分野を横断した学際的な研究は行われていない現状にある。本研究では、国内外で行われている多分野の創作教育について、目的と方法の実際を横断的に調査し、創作教育のカリキュラム開発のための基礎資料を整備するとともに、創作教育に共通の要素を明らかにして、多分野で利用可能な指導法・評価の標準化されたカリキュラムを考案することを目的としている。 本年度は4年目として、教育実践の場での実地の調査と研究交流を十分にふまえ、研究総括となるシンポジウムや共同論文の発表を行う予定であったが、前年度より引き続き新型コロナウィルスの国内外での感染拡大が終息せず、研究活動に大きな制限が生じる状況であった。研究期間の延長を再度申請し、本年度は各分野ごとの文献・データベース収集による基本調査と事例検討を研究活動の主として進め、総括となる最終年度の活動の方針を検討した。分野ごとではあるが、調査に基づく複数の論稿を発表することができ、また身体表現分野では、感染拡大状況をふまえて有効な方法を模索しながら、社会教育への還元を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルスの感染拡大の長期化により、当初予定していた学外の創作教育活動の実践例について訪問見学することが叶わず、事例収集・研究交流の両面で大きく遅れが生じている。有効な研究計画の調整・検討についても時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究期間は、新型コロナウィルス流行の影響により、大きく進捗に影響があったが、今年度は社会的な活動が緩和されつつあるため、当初の研究計画に沿った研究交流や調査に取り組む。 また新型コロナウィルス流行が創作教育の場に落とした影響も研究に重要な視点として丁寧に検討しながら、教育を受ける層が何を求めているか、改めて考察していく。 最終年度となる今年度は総括となる共同論文の執筆および、内外に広く開かれたシンポジウムやワークショップなどを実施していく。
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