研究課題/領域番号 |
19K00245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
古川 聖 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (40323761)
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研究分担者 |
藤井 晴行 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (50313341)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メディアアート / マルチモーダル / 空間認知 / 建築 / 身体 / 実験音楽 / コンピューター音楽 / 認知科学 / 音楽認知 / 作曲 / 身体性 / 音楽 / クロスモダリティー / GPS / コンピューター / クロスモーダル / 時間と空間 / 自動作曲 / ソニフィケーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は2017~18年年度に行った挑戦的研究(萌芽)「振動する建築」による研究の成果を踏まえ、これに直接に接続するものである。本研究は建築空間と音楽作品を同時生成する自己開発したコンピュータプログラムを使い、目で見、耳で聴きながら実験をくりかえし、建築と音楽はモダリティーは異なるが、その知覚認知、及びに美的秩序の認知のレベルでの深層構造において共通の基盤(アーキテクチャー)を持つという仮説を具体的に機序・データおよびにアートとして表現することを目標とする。
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研究成果の概要 |
研究は建築空間と音楽作品を同時生成する自己開発したコンピュータプログラムを使い、目で見、耳で聴きながら実験をくりかえし、 建築と音楽はモダリティーは異なるが、その知覚認知、及びに美的秩序の認知のレベルでの深層構造において共通の基盤を持つという仮説を具体的に機序・デー タおよびにアートとして表現することを目標としてきた。 2019~21年度において、広い空間の体験と音表現の周辺にある様々なアスペクトに注目し、いろいろな実験的イベントをおこない、学会発表や論考にて研究を一般に公開した。最終年度である2021年度においては、研究のまとめとして研究成果の言語化、論文化、そして表現作品の発表が行われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では建築空間の体験と音楽体験を接続する作品表現のためのアプリケーションの開発をすすめ、実験をおこないその体験内容のアスペクトの精査、検討をくりかえしおこなった。最終年度までにそれらのまとめをおこなったが、全研究期間をとおして、わたしたちが当初、目的とし た建築空間体験と音楽体験というモダリティーをこえた深層構造の共有の独自性の解明に、作品表現と論考の掘り下げにより高いレベルでの具体性をもたすこと ができたと思う。そしてそれは、この分野における一つの成果として重要な寄与となったと考えられる。
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