研究課題/領域番号 |
19K00252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
加藤 隆之 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (70572056)
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研究分担者 |
崎田 明香 福岡市美術館, 美術館, 学芸課 (30629093)
鬼本 佳代子 福岡市美術館, 美術館, 主任学芸主事 (90720219)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 描画材作り / クレヨン作り / 植物粉末顔料 / 色材 / ミツロウ / どこでも美術館 / アウトリーチ活動 / 展色剤 / 描画材料作り / 美術 / 教材開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、美術に触れる機会の提供として体験型のアウトリーチ活動に取り組むため、大学教員と学芸員が連携した色と豊かに関わる教材の開発を目的とする。大学と美術館の二機関の連携による相乗効果を目指しながら、次の三つの観点から教材の開発に取り組む。一つ目は、教材に適した色の素材を身近な自然物から選定すること。二つ目は、色と豊かに関わるための描画材づくりの方法と内容を構築すること。三つ目に、開発した教材の実践と検証に取り組むことである。美術の特色である色との関わりに重点を置いて、美術館の活用、大学開放事業、小・中学校への出前授業といった多方面・多年齢層へのアウトリーチ活動により研究を進める。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、色と豊かに関わる教材を開発することとしている。研究成果として、自家採取した天然素材を用いた描画材料作りの教材を開発することができた。採取する天然素材を役割ごとに色材と展色剤で分けて選定し、採取できたオシロイバナやマリーゴールド等の色材を植物粉末顔料に加工して教材に取り入れた。展色剤として採取したミツロウも用いてクレヨン作りの実践による教材の検証を行った。結果として、クレヨン等の描画材作りを通して身近な色に豊かに関わることのできる教材を開発することができた。 一方、美術館でワークショップでは、マーブリングによるコースター作りの活動内容を考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実技教科が抱える問題として、授業時間の減少、実技特有の苦手意識の存在があり、実技を気軽に楽しむことのできる教材が求められる。本研究では、美術が身近なものの延長にあることを知り、美術の表現や作品に興味・関心を持つきっかけとなる教材の開発を目指している点に、社会的意義がある。
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