研究課題/領域番号 |
19K00253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
廣瀬 剛 大分大学, 教育学部, 教授 (10381021)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 絵本制作 / 造形教育 / 教材開発 |
研究開始時の研究の概要 |
子どもの発想力,創造力を高めるための造形素材として挙げられる「絵本作り」は,小中学校の「図画工作」「美術」の授業や地域の造形活動では,長時間かけて制作するイメージがあるため,時間が限られる現場では実際に取り組みにくい状況にある。そこで,子どもたちが限られた時間でも発想力,創造力を高めるための絵本作りを行うことができる内容として,制作にかかる時間軸を基準とした造形プログラムの開発を行ない、その内容が現場で活用できるように実践の手順をホームページや冊子にまとめ公開する。
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研究成果の概要 |
本研究では、教育現場や地域で活用される、絵本を題材にした造形プログラムの開発を実施し、制作時間に配慮した絵本の作りかたをインターネットで公開した。教材の開発にあたり、子どもたちや学生に向けて計13件の実践を行い、教材の内容を精査した。 そのうち4件の造形プログラムのプロセスを映像で記録し、インターネットで公開した。このうち1件の動画の再生回数が5ヶ月間で6000回を超える反響があった。このことからも、教材が広く活用されることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの発想力,創造力を高めるための造形素材として挙げられる「絵本作り」は,小中学校の「図画工作」「美術」の授業や地域の造形活動では,長時間かけて制作するイメージがあるため,時間が限られる現場では実際に取り組みにくい状況にある。しかし,作画だけでなく物語性のある表現を伴う絵本作りは,豊かな発想力,創造力を育成する教材として適している。本研究は、短時間で作ることができる絵本や、長時間かけて取り組める絵本の作りかたなどを公開することで、創造性豊かな感性を育むことにつながるものと考える。
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