研究課題/領域番号 |
19K00263
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
|
研究機関 | 京都精華大学 |
研究代表者 |
平野 砂峰旅 京都精華大学, メディア表現学部, 教授 (90330034)
|
研究分担者 |
成田 和子 同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (00340464)
落 晃子 京都精華大学, ポピュラーカルチャー学部, 准教授 (80712869)
石上 和也 大阪芸術大学, 芸術学部, 准教授 (30829809)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | アクースモニウム演奏 / 電子音響音楽 / 立体音響 / 演奏データベース / 立体音響収録 / アクースモニウム / 空間音響 / データベース |
研究開始時の研究の概要 |
電子音響音楽を上演する際に用いられる“ アクースモニウム”の演奏を記録するシステムを開発し,記録・再生方法を確立する.著名な演奏家の演奏を記録し,アーカイブを構築して公開し,演奏,研究,教育に役立てる. アクースモニウムは,数十個のスピーカとミキシングコンソールにより構成される立体音響システムである.演奏者は,ミキシングコンソールのフェーダを操作(演奏)することにより,空間的な音楽表現を加えて聴衆に届ける.フェーダ操作,演奏の様子,立体音響の収録といった複数の要素を統合して記録するシステムを開発する.プロの演奏を収録し,演奏データアーカイブをインターネット上に構築し,広く利用できるようにする.
|
研究成果の概要 |
電子音響音楽を上演する際に,アクースモニウムという2chステレオで録音された音楽をミキシングコンソールのフェーダ操作で多チャンネルの立体音響で表現する装置を用いる.本研究では,アクースモニウムの演奏による立体音響の録音,フェーダ操作のデータ,操作の映像を同期収録するシステムを構築した.そして,システムで収録したデータと主に,演奏で利用したアクースモニウムの構成,設置情報などを加えてデータベースを構築して公開した.収録システムと,データベースを利用することで,アクースモニウム演奏とその教育,研究の発展に寄与する.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アクースモニウム演奏の記録・再生システムの構築し記録手法の確立して,アクースモニウム演奏を収録しそのアーカイブが構築できた.演奏データベースを,公開することで電子音響音楽演奏の教育,研究の発展に寄与する.また,名演奏家の演奏は,電子音響音楽分野における文化資産でもあるのでそれを保存することも可能となる.Motus Lab. の演奏データと互換性をもたせることで,海外の演奏との比較検討が容易になり国際的な研究が可能となる.演奏収録システムは,演奏を即座に記録再生することでき,演奏の習得にも有用である.また演奏を再現することができるため,演奏をより多くの聴衆に届けることができる.
|