研究課題/領域番号 |
19K00289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
森 修一 国立感染症研究所, ハンセン病研究センター 感染制御部, 主任研究官 (40559522)
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研究分担者 |
廣野 喜幸 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (90302819)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ハンセン病 / 隔離政策 / ハンセン病医学 / 公衆衛生政策 / 学術データベース / 社会啓発 / 近現代ハンセン病資料アーカイブズ / 甲田の裾電子図書室 / アーカイブス / 近現代ハンセン病アーカイブス / 沖縄のハンセン病 / 療養所機関誌 / ハンセン病の医学史 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では日本のハンセン病政策を再評価するために、①日本と世界のハンセン病医学関連資料の研究を行い、世界の隔離政策がどのような根拠で進展したのか、日本の政策決定にどのような影響を与えたのかを明らかにすると共に、②化学療法の進展した戦後を中心に、日本の隔離政策維持の要因を医学の側面と療養所の実態などから検証する。
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研究成果の概要 |
近現代のハンセン病隔離政策の進展の要因を明らかにするために、世界のハンセン病対策と医学研究のために発刊された「LEPRA」全巻(14巻)のデジタルデータベースを完成させ、解読と医学史研究を行った。国立感染症研究所内に近現代のハンセン病関連資料の収集・保存を行い、目録作成、資料のデジタル化を進展させた(現時点で約13000点)。ハンセン病問題の客観的理解への寄与を目的にWeb公開学術データベース「近現代ハンセン病資料アーカイブス」(https://www.archhdjp.jp/)と「甲田の裾電子図書室」(https://www.archhdjp.jp/koudanosuso/)の公開を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本のハンセン病政策を再評価するために、日本と世界のハンセン病関連資料(未公開資料、医学資料)を研究すると共に、これまで公開されていなかった資料を収集し、データベース化を行い公開し、今後の研究の進展に寄与すること、これらの資料を保存しハンセン病の歴史を未来へ継承する事を目的として研究を行った。 今年度までの近現代のハンセン病資料のアーカイブスの進展により、今後、学術的に大きな貢献が可能なデータベースの完成が見えて来るとともに、ハンセン病の実態、ハンセン病政策の実際、隔離政策進展の要因、維持の要因などこれまで不明瞭であった事象の解明が大きく進展するものと思われる。
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