研究課題/領域番号 |
19K00298
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
庄司 達也 横浜市立大学, 国際教養学部(教養学系), 教授 (60275998)
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研究分担者 |
奥野 久美子 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (50378494)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 芥川龍之介 / 近代文学 / 直筆資料 / 書簡 / 原稿 / 日本 / 映像 / 久米正雄 / データベース / 文学館 / 資料館 / 新思潮 / 日本近代文学 / 修復 / 所蔵調査 / 目録 |
研究開始時の研究の概要 |
主に大正期に活躍した作家芥川龍之介の原稿や書簡などの直筆資料について、文学館や資料館、大学など全国の機関に於ける所蔵状況を、アンケート調査や実地調査によって明らかにし、総合的なデータベースを構築する。また、芥川龍之介研究に於けるデータベースの活用についても考究し、広く研究者間での情報の共有を目指す。芥川龍之介の直筆資料の残存状況、研究の現場に於ける活用の状況は、近代文学に関わる作家たちの中では最も恵まれたものとしてある。今後に展開される同様の研究課題に対するパイロット的な役割を担いたい。
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研究成果の概要 |
研究課題が対象とする芥川龍之介には直筆資料が多く残されており、それらは複数の公的機関を中心に国内外に広く所蔵されている。その全体像を把握し、調査、収集した情報をデータベースとして構築することの初期作業を終えた。データベースは、基本情報をほぼ入力し終え、今後に展開される個別の情報の精査と分析、所蔵機関(者)との連携により進める共同作業のための準備作業を終えている。福島県郡山市との協働により、同市が所蔵する「久米正雄旧蔵映画フィルム」の修復事業を行い、復元した映像を広く公開した。また、同館所蔵の芥川龍之介直筆資料の調査と分析を行い、不明であった資料の内容を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外の各地の文学館、資料館、博物館、自治体などを中心に、個人コレクターも含めた多くの所蔵者(機関)を有する芥川龍之介直筆資料の所蔵状況を明らかにし、その有効な活用方法を検討することは、芥川研究にとどまらない近代文学研究に於ける研究基盤を整えることを目論むという意味合いに於いて、本研究課題が果たす役割は大変に意義あるものである。また、資料調査に関連して行った、福島県郡山市が所蔵する「久米正雄旧蔵映像資料」の修復作業の成果については、大正期における貴重な映像資料の発掘に繋がり、文学研究にとどまらぬ、文化史、地域史、郷土研究の領域においても有益な事業となったと云える。
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