研究課題/領域番号 |
19K00340
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
神作 研一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30267893)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 和歌絵本 / 歌書刊本 / 絵本 / 絵入本 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、いわゆる歌書を対象として、江戸時代に刊行された絵本と絵入本の総体を把握し、その刊行史の消長や絵師ごとの多岐にわたる特質、さらには出版書肆との関係性などを多角的に分析し、解明しようとするもの。既にこれまでに高度な達成を見せてきた江戸の絵本研究に、今般新たに歌書の領域をカバーすることによって、より全円的な江戸の絵本研究を推進してゆくための基盤を提供するべく計画したものである。
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研究成果の概要 |
新型コロナの影響を強く受けたものの、当初の計画通り、歌書を対象とした絵本と絵入本の基礎的研究を推進することができた。一部にデジタルデータによる調査を含む上に、諸般の事情による未見の書目も一定程度残ったが、種々の関連古典籍の収集も叶い、これでおおむね絵入歌書刊本の全容を把握できるものと考える。問いを生むこの基礎データを基盤として、今後はより全円的な江戸の絵入本研究へと発展させたい。 文献資料ワークショップでの発表に留まらず、国際学会EAJSでのパネル発表と英文論文の公刊など国際性を強く意識した研究成果を出せたことも特記しておく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既にこれまでに高度な達成を見せてきた江戸の絵本・絵入本研究に、今般新たに歌書の領域をカバーすることによって、より全円的な江戸の絵本・絵入本研究を推進してゆくための基盤を提供できたことは大きな達成であった。絵本と絵入本は国外での注目度も高いため、国際性を強く意識した研究成果を出せたことにも高い学術的意義があると認識している。 また、折々の読売新聞への寄稿や、月刊誌『俳句四季』(東京四季出版)誌上での連載なども、社会的意義の高い研究成果である。
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