研究課題/領域番号 |
19K00359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 佛教大学 (2021-2022) 高野山大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
浜畑 圭吾 佛教大学, 文学部, 准教授 (10646540)
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研究分担者 |
北山 円正 神戸女子大学, 文学部, 教授 (30268528)
鈴木 徳男 相愛大学, 人文学部, 教授 (80154566)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 安元御賀記 / 御賀 / 院政期 / 雅楽 / 平家文化 / 平家物語 / 安元御賀 / 賀宴 / 多和文庫 / 大惣 / 蹴鞠 / 高倉天皇 / 笛 / 藤原頼輔 / 中世文学 |
研究開始時の研究の概要 |
院政期の御賀はそれまでのものとは違い、政治史的、音楽史的に注目されるものである。しかしこれまでは、日本文学や日本史、音楽史などの諸分野がそれぞれの関心で取り組んでいたため、その全体像は必ずしも明らかではない。本研究は、「先例の継承」をひとつの窓口として、これを総合的に捉えてみようとするものである。またこれまでになかった御賀についてのデータベースを作成、公表する。
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研究成果の概要 |
本研究では、まず定家系伝本の調査と分類を行った。未調査であったもの、新出の伝本も含めて調査し、その系統分類を通して本書の一側面を明らかにした。次に、本研究採択以前から継続して行っていた『安元御賀記』の注釈作業を進めた。その結果、当初の予定通り完了した。また、雅楽会の開催、院政期御賀に関するデータベースの作成など、成果を広く一般にも還元した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、『安元御賀記』は類従本で広く読まれていたと考えられていたが、定家本系統も一定数書写されており、享受されていたことが明らかになった。そしてそれは類従本系統と定家本系統の性格の相違を検討する材料にもなった。また、雅楽会の開催、院政期御賀のデータベースの作成は、「雅楽」や「御賀」が広く認識されるきっかけとなった。
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