| 研究課題/領域番号 |
19K00418
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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| 研究機関 | 鳥取大学 |
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研究代表者 |
和田 綾子 鳥取大学, 教育支援・国際交流推進機構, 教授 (60283967)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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| 配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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| キーワード | Hawkesworth′s Voyages / Erasmus Darwin / The Loves of the Plants / Tahiti / Arioi / Linnaeus / Blake / Hawkesworth's Voyages / William Blake / Frontispiece to Europe / The Ancient of Days / Literary Influence / Transit of Venus / John Hawkesworth / literary impact / Cook's Voyage / Otaheite / Linnaean botany |
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| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、18世紀後半のイギリスにパラダイムシフトを引き起こした「リンネの植物学」が、本来、保守的なものであったにも拘わらず、人々の認識上、急進的なものへと変貌した理由を、John HawkesworthのVoyages (3vols.1773)の第2巻を中心として暴露されたタヒチの異文化情報に求めるものである。この変貌が、英文学の新古典主義からロマン主義への移行と連動することを、Erasmus DarwinやWilliam Blakeらの作品を含めた様々な文献から検証することを究極の目的としている。
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| 研究成果の概要 |
本研究はリンネの植物学の「性の放縦さ」の比喩に基づき『植物の愛』（1789）を出版したErasmus DarwinがいかにJohn Hawkesworthの『航海記』（1773）の第二巻を中心として暴露されたタヒチの異文化情報にその創作の契機を得たかを明らかにした。また、同巻で詳らかにされたArioiの衝撃を、Darwinの 『植物の愛』, Gibbonの『ローマ帝国盛衰史』(1776-88), Malthusの『人口論』(1803第二版), Giraudouxの'Supplement Au Voyage De Cook'(1937)に辿って明らかにした。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意味とは、現在では歴史学者にはもはや注目されることのないHawkesworthの『航海記』(1773)をイギリス・ロマン派以降の文学等に影響を及ぼした一級の資料と見なし、そのインパクトを検証したことにある。また、本研究のもうひとつの学術的意義とは、リンネの植物学が急進的言説と見なされるに至った理由を、Erasmus Darwinの『植物の愛』(1789)に直接求めるのではなく、Hawkesworthの『航海記』第二巻に現れる「タヒチの異文化情報」に求め、DarwinのHawkesworthとの隠れた繋がりを追究したことにある。
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