研究課題/領域番号 |
19K00457
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
三木 菜緒美 (服部菜緒美) 帝京大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20461535)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | Jack B. Yeats / アイルランド文化 / ヴァナキュラー文化 / ヴァナキュラー / サーカス / 大衆娯楽文化 / 娯楽文化研究 / アイルランド文学 / ブロードサイド・バラッド / ジャック・バトラー・イェイツ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、アイルランドの画家であり作家でもあるJack B. Yeats (1871-1957) 制作の風刺漫画やブロードサイド・バラッド、絵画、演劇、小説などを対象とし、ヴァナキュラー文化がどのように表象されているか、学際的に考察してどのような意義を見出せるかを分析し検証するものである。具体的には、19世紀から20世紀前半のイングランド及びアイルランドにおける大衆娯楽文化、特にバラッド文化やサーカス、スポーツ、風刺演劇などをテーマとして、それらがどのように取り上げられているかを分析し、社会的・文化的コンテクストと照らし合わせて、その意義を考察・検証するものである。
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研究成果の概要 |
本研究は、アイルランドの芸術家であり、作家である Jack B. Yeats (1871-1957) の様々な分野にわたる作品群に描かれたヴァナキュラー文化に焦点をあて、特にブロードサイド作品や絵画を対象とし、19世紀から20世紀前半のアイルランドの社会的・文化的コンテクストを踏まえ、その意義を考察・検証した。2年目以降(2020-22年度)においては、コロナ禍の影響により渡航が不可能となったため、研究調査が十分に行えず、その他のヴァナキュラー文化の意義の解明という目的達成には至っていないが、今後さらに現地での資料調査を行っていき、目的達成を目指したいと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
W. B. イェイツに関して多くの研究がなされているが、その弟ジャック・イェイツに関しては国内ではほとんど研究されていない。海外においては、彼の後期油彩画はよく研究されているが、多くのジャンルにわたる作品群を研究するものはかなり少ない。本研究は、そのようなジャック・イェイツ研究にヴァナキュラー文化研究という新たな視点を投じることができたと考えている。 またヴァナキュラー文化は、以前は論じるに値しないと考えられてきたが、そこに焦点を当てた研究が今様々な分野で盛んになっており、当たり前を疑うということは、私たちの生活の中でも重要な視点を投じるものであり、学術的・社会的に意義のあるものである。
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