研究課題/領域番号 |
19K00564
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
長崎 郁 名古屋大学, 人文学研究科, 特任講師 (70401445)
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研究分担者 |
永山 ゆかり 釧路公立大学, 経済学部, 准教授 (20419211)
バトラー アラステア 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (90588873)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 言語学 / ユカギール語 / アリュートル語 / コーパス / 文法変化 / 言語接触 / 古アジア諸語 / シベリア / ロシア語 / コリヤーク語 / ロシア / 電子コーパス / 文法記述 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,北東シベリアで話されているユカギール語とアリュートル語のテキストを集め,品詞,形態素の意味・機能,修飾・被修飾関係といった情報を注釈付けしたコーパスを構築し,オンラインで公開することを目指す。また,コーパスを構築しながら,まだ研究のあまり進んでいないこれらの言語の文法記述をより詳細にし,収集年代や収集地域に基づき資料を比較することによって,言語の歴史的変化や方言差についても解明する。
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研究成果の概要 |
北東シベリアで話されるコリマ・ユカギール語(ユカギール語族)とアリュートル語(チュクチ・カムチャッカ語族)を対象に、19世紀末以降に収集されたテキストに文法的な注釈を付したテキストコーパスを構築し、それに基づいてこれらの言語におけるいくつかの文法現象に関する記述の精緻化と通時的変化の解明を進めた。また、言語接触状況の解明を目的として近隣諸語との対照を行い、それぞれの言語が他言語から受けた、または他言語に与えた文法的影響のいくつかの具体的事例を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シベリア先住民諸言語のコーパス構築とその共有はこれまでほとんどなされていない。このような現状に鑑みて、本研究が構築、公開したコリマ・ユカギール語およびアリュートル語のコーパスは、本研究内で実施した文法研究のみならず、今後のこれらの言語の研究の進展に大きく貢献するリソースとなるであろう。また、本研究が明らかにしたコリマ・ユカギール語、そしてアリュートル語における文法上の通時的変化および近隣諸言語との影響関係は、これまでにまったく注目されてこなかった新たな言語的事実であり、個別言語の研究という側面においても、シベリア先住民諸言語の研究という側面においても大きな進展をもたらしたと言える。
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