研究課題/領域番号 |
19K00596
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
若狭 基道 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (30436670)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ウォライタ語 / 方言意識 / テキスト / カンバタ語 / 音配列規則 / 動名詞 / 話法 / アムハラ語の動詞の活用 / 基礎語彙 / エチオピア / ガモ語 / 方言 / アフロアジア大語族 |
研究開始時の研究の概要 |
アフリカのエチオピアの南西部に実際に行き、言葉を調べる。その地域にはあまりよく知られていない、分かっていない言語・方言が沢山あるが、直接ネイティブ話者に質問する方法でそれらの言葉の仕組みを明らかにする。また、それらの言葉が実際に使われている現場も観察する。 そうして得られた資料をもとに、それらの言葉の過去の状態の復元を試みる。
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研究実績の概要 |
2023(令和5)年8月25日から同年9月20日まで、エチオピア出張を行い、言語学的な現地調査を行った。 エチオピア到着後、先ずは首都のアジスアベバ大学で調査許可に関する手続きを進めた。これと並行して、首都在住のウォライタ語話者に現地の近況を尋ね、フィールドワークをするための下準備を行った。尚、大学内の書店等で、関連する新しい文献が出ていないか探したが、特にめぼしいものは見当たらなかった。 その後は8月31日から9月の16日まで、南西部のウォライタ県(ゾーン)のボディティに滞在した。そこではウォライタ語のネイティブ話者をインフォーマントとして、主に面接調査を行った。そこで中心となったのは、テキストの分析である。数年前にウォライタ語教育の大家(残念ながら、コロナ禍でフィールドワークが出来ない間に亡くなられた)に語って戴いたものを採集した、方言意識に関するモノローグ形式のテキストを、コロナ禍で現地調査が出来ない間に日本で文字化・分析を進めておいたものがあった。それを基に、改めて録音音声をインフォーマントに聞いて貰い、意味を確認し、問題となる文法事項に関しては追加的な調査を行い、不明な点が残らないようにした。これは現在、英訳を添えて交換するための準備を進めているところである。 また、9月7日にはウォライタの中心部であるソドを訪れ、市中での言語使用の実態を観察すると共にウォライタ大学を訪問し、著書を寄贈、研究成果を現地に還元した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍で長期間現地調査を中断したことが主な理由である。 現地調査自体は再開出来たとは言え、現地の状況・調査環境に変化が生じていて、調査を軌道に乗せるのに多少手間取った。
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今後の研究の推進方策 |
ウォライタ語に関しては未分析のテキストがあるので、それの分析を行う。 また、ガモ語の基本調査を再開し、ウォライタ語との比較言語学的研究を進める。
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