| 研究課題/領域番号 |
19K00638
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
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| 研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
岩田 美穂 就実大学, 人文科学部, 准教授 (20734073)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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| キーワード | 日本語史 / 文法史 / 副詞句 / 名詞句 / 並列 / 限定 / カギリ / 仮定条件 / 条件 / 形式名詞 / キリ / ギリ / 量 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、量的性質を持った副詞句・名詞句が介在する変化を日本語の構造変化の中に位置づけることを目的とする。 具体的事例として、(1)並列形式は、注釈句・引用句といった副詞的性質の句から、名詞的性質を持った句へと変化する。この性質の変化の鍵は、「並列される」ことによって量的解釈が可能になったことである。(2)「ギリ」「カギリ」など限界点を表す形式名詞が、条件句などの副詞的性質の句へと変化する事例がある。この性質の変化は、「ギリ」や「カギリ」が量的解釈を持つようになったことが一つの要因である。の2点を考察する。 以上から、名詞性と副詞性の両方の性質を含む量的要素が媒介となる双方向的な変化を考察する。
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| 研究成果の概要 |
本研究の目的は、量的性質を持った副詞句と名詞句が介在する変化が、日本語の構造変化の中の一つの類型であることを実証的に示すことである。副詞句から名詞句への変化の事例として、タリ(ミ・ヌ・ツ)、ナリ、ヤラ、トカ、ノなどの並列形式を取り上げた。これらの形式は、もともと文末に付される接辞であったものが、主節の述語や名詞句に付加される段階を経て、名詞句となることを実証した。名詞句から副詞句への変化の事例として、キリ・カギリを取り上げた。これらはいずれも時間的な範囲を表すようになったことで時間副詞的に用いられるようになり、副詞句化したことを考察した。成果は論文や研究発表として公開した。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語史研究においては近年構造変化を扱った研究が注目されている。本研究では、並べ立てが行われることで集合を表す並列形式や時間の範囲を表すようになったギリやカギリが、「量的な解釈」を得たことでその性質を変化させ、副詞句から名詞句へ、名詞句から副詞句へと変化したこと実証的に示した。その結果「量的な解釈」が介在する名詞句と副詞句の相互連関があることを明らかにした。この成果は、日本語史における構造変化の一つの類型として位置づけられる点で意義がある。また、「量性」という一つの性質を中心として、両方向への変化が起こる可能性があることを示すことができる点で、重要な事例といえる。
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