研究課題/領域番号 |
19K00649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
山東 功 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (10326241)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 日本語学史 / 漢学言語論 / 古文辞学派 / 荻生徂徠 / 太宰春台 / 市川鶴鳴 / 堀景山 / 論語徴 / 漢文訓読 / 国学言語論 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、これまで日本儒学史・漢文学の分野において中心的に扱われてきた、近世漢学者の研究について、日本語に関する言及を精査することにより、近世日本における日本語研究のあり方を、国学に偏頗することなく総体的に把握することを目的とする。具体的には、古文辞学派を打ち立てた荻生徂徠と、太宰春台、堀景山、市川鶴鳴といった徂徠以後の門流や関係者の言語研究に関して、日本語への言及をもとに考察を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、これまで日本儒学史・漢文学の分野において中心的に扱われてきた、近世漢学者の研究について、日本語に関する言及を精査することにより、近世日本における日本語研究のあり方を、国学に偏頗することなく総体的に把握することを目的とし、具体的には、古文辞学派を打ち立てた荻生徂徠と、太宰春台、堀景山、市川鶴鳴といった徂徠以後の門流や関係者の言語研究に関して、日本語への言及をもとに考察を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、一方的な実用的立論に陥りがちであった研究史を、より浩瀚な研究分野として再構成し得るものとなり得る。しかも、言語思想史的背景を重視するという日本語学史的方法論を採用することにより、言語学的にも偏りのない穏当な記述が期待でき、その意義も大きいものと思われる。こうした学説史研究は、今日における日本語研究に対する自覚的な反省と、今後への展望を与えるものである。また、国際的に見ても、英国のヘンリー・スウィート学会の存在にも見られるように、文化史や思想史をふまえた言語学史研究については、日本語研究の分野においても、ますます重要性を帯びてくるものと指摘できよう。
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