研究課題/領域番号 |
19K00664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
岡 俊房 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (00211805)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 素性一致 / 格 / ラベル / 位相 / 併合 / 移動 / 非顕在的主要部移動 / 束縛条件 / EPP / ECP / 非顕在的主要部位道 / 束縛理論 / 同一指示 / 長距離再帰形 / (反)主語指向性 / 一致 / 転送 / 対称性の破れ / 長距離一致 / 線形化 / T標示 / 基準位置 |
研究開始時の研究の概要 |
現在の言語学統語論研究におけるホットな研究テーマである「併合」「ラベル付け」「位相」「転送」「素性一致」等のメカニズムによって永らく研究対象になってきた「移動」「格」「束縛」などの様々な現象の説明がなされるような、創造性に満ちた統語理論の構築を目指す。そのため、理論の精緻化が進む、あるいはまったく新しいアイデアが得られることを期待して、国内外の最先端の研究者と直接対話、議論する機会を得る。
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研究成果の概要 |
理論言語学統語論分野における最新の研究プログラムであるミニマリストプログラムのもとでは、「併合」「ラベル付け」「位相」「転送」「素性一致」等の基本メカニズムを組み込んだ統語理論が、Noam Chomskyを中心に様々な研究者によって提案されている。この延長線上に新しい観点を導入し、永らく主要なテーマとして研究対象となってきた「移動」「格」「束縛」などの現象が、より原理的、統一的に説明される理論を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間言語(自然言語)における最も根本的な性質は「併合」(2つの要素を結合してより大きなユニットを作る操作)と考えられているが、本研究はつまるところ「併合」とはどのようなプロセスかを明らかにしようとする取り組みの一部であり、この探究の示す方向性が正しければ、究極的には言語の発生を解明することに繋がっていくものと期待される。
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