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外国人留学生が行為主体者として求めるグローバル・シティズンシップの検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K00713
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02090:日本語教育関連
研究機関流通経済大学

研究代表者

永岡 悦子  流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (40339734)

研究分担者 鄭 惠先  北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (40369856)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード日本語教育 / 外国人留学生 / グローバルシティズンシップ / 多様性 / 多文化共生 / 市民リテラシー / 教材開発 / SEL / KH Coder / M-GTA / 日本留学の意義 / 日本語能力の重要性 / 社会的スキル / 人的ネットワーク / 異文化理解 / グローバルシティズンシップ教育 / 国際共修カリキュラム / グローバル・シティズンシップ教育 / 行為主体 / グローバル・シティズンシップ
研究開始時の研究の概要

「地球市民」としての意識、すなわち「グローバル・シティズンシップ(GC)」と呼ばれる資質は、人が行為主体として社会に役割参加をする上で欠かせない能力である。しかし、GCに対する意識や行動は、学習者の価値観や、言語能力、学歴等によって異なり、時間や環境が限られた中で学習者が等しく修得することは難しい。本研究では、特に日本の大学で学ぶ外国人留学生を対象に、学習者の特性に応じて優先すべき学習項目を学習者に対するニーズ調査から検証する。次に、母語や国籍、学歴等の諸条件を考慮した「グローバル・シティズンシップ教育のカリキュラム指標」を作成し、「国際共修カリキュラム」の構築に還元したい。

研究成果の概要

国境を越えてヒト、モノ、カネが活発に移動する複雑化した社会において、グローバルな認識をもった「地球市民」としての意識、すなわち「グローバル・シティズンシップ」と呼ばれる資質は、人が行為主体として社会に役割参加をする上で欠かせない能力である。本研究では、特に日本の大学で学ぶ外国人留学生を対象にグローバル・シティズンシップ教育を実践する際に、学習者の特性に応じて優先すべき学習項目を学習者に対するニーズ調査から検証を行った。その結果をもとに、特に留学生にとって学びやすい、グローバル・シティズンシップ教育の教材を作成し、実践を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、日本で学ぶ外国人留学生を対象に彼らが必要とする能力を量的、質的に調査し、その内容を明らかにしたことである。量的調査では、留学生の身分、在日期間、日本語能力、国籍の4つを外部変数として取りあげ、異文化間能力の変数別の傾向を考察した。また質的な調査では、留学生が必要とする異文化間能力に対する意識の形成プロセスの解明を行った。さらに、もう1つの意義は、調査結果をもとに、異文化間能力を育成する教材を作成し、授業実践を行ったことである。調査研究を教育に応用することは、グローバル・シティズンシップ教育の発展につながると考える。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (19件)

すべて 2023 2022 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (7件) (うちオープンアクセス 4件、 査読あり 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 多文化共生社会における市民リテラシー養成のためのワークショップ : 韓国日語日文学会での議論から2023

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子・奥村恵子・齊藤真美・芹川佳子・中野玲子・山下千聖
    • 雑誌名

      流通経済大学流通情報学部紀要

      巻: 27, ページ: 159-171

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 外国人留学生が考える日本留学に必要な能力とは―テキストマイニングによる共起ネットワークと特徴語の分析から―2022

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子・鄭惠先
    • 雑誌名

      『流通経済学流通情報学部紀要』

      巻: 26-2 ページ: 137-166

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 外国人留学生の「異文化間能力」に対する意識の形成プロセス :質的分析を通して見える社会・文化的な相互作用2022

    • 著者名/発表者名
      鄭惠先・永岡悦子
    • 雑誌名

      『日本語・国際教育研究紀要』

      巻: 25 ページ: 1-24

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「言葉と文化をつなぐ異文化間教育の試み ―日本語から異文化理解への発展を目指して―」2021

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子
    • 雑誌名

      『流通経済学流通情報学部紀要』

      巻: 25-2 ページ: 43-54

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 異文化理解に対する外国人留学生の意識調査ー中国人留学生とベトナム人留学生の比較からー2020

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子
    • 雑誌名

      『流通経済大学 流通情報学部紀要』

      巻: 24-2 ページ: 51-75

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] リテラシーと異文化間能力:異文化理解に対する外国人留学生の意識2019

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子
    • 雑誌名

      CAJLE2019Proceedings

      巻: 1 ページ: 195-204

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多文化交流型授業における協働作業を通して学生は何に気づくか-ワールド・カフェ・セッションへの分析をもとに-2019

    • 著者名/発表者名
      鄭惠先
    • 雑誌名

      CAJLE2019Proceedings

      巻: 1 ページ: 126-138

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 「日本で学ぶ留学生のための異文化理解教育の実践と教材の開発―授業評価アンケートの分析から見えてきたもの―」2023

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子
    • 学会等名
      第13回国際日本語教育・日本研究シンポジウム 香港大学 専業進修学院
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 多文化共生社会における市民リテラシー養成のためのワークショップ―日本国外での実践の可能性を考える―2023

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子、奥村恵子、齊藤真美、芹川佳子、中野玲子、山下千聖
    • 学会等名
      韓国日語日文学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] アウトリーチ型日本語教育支援のための市民リテラシーとその育成を考えるワークショップ2021

    • 著者名/発表者名
      齊藤真美・奥村恵子・芹川佳子・中野玲子・永岡悦子・山下千聖・宮崎里司
    • 学会等名
      早稲田大学日本語教育学会 2021 年 秋季大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 「3大学の混成グループによるオンライン協働学習-日本語で世界の課題を話し合おう―」2021

    • 著者名/発表者名
      鄭惠先
    • 学会等名
      バーチャル型国際間交流学習研究会「バーチャルでつながる国際間交流協同学習の実践」
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 「言葉と文化をつなぐ異文化理解教育の試み ―日本語から異文化理解への発展を目指して―」2020

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子
    • 学会等名
      第25回留学生教育学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 「つながりを重視した日本語教育とオンライン協働学習」2020

    • 著者名/発表者名
      鄭惠先
    • 学会等名
      北海道大学令和2年度HUCI&教育改革室フォーラム
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 「外国人人材育成に向けて大学の日本語教育は何ができるか-「日本語教育推進法」の成立を受けて-」2020

    • 著者名/発表者名
      鄭惠先・山路奈保子
    • 学会等名
      異文化meetup week 2020
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] リテラシーと異文化間能力:異文化理解に対する外国人留学生の意識2019

    • 著者名/発表者名
      永岡悦子
    • 学会等名
      CAJLE(Canadian Association for Japanese Language Education)2019
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 多文化交流型授業における協働作業を通して学生は何に気づくか-ワールド・カフェ・セッションへの分析をもとに-2019

    • 著者名/発表者名
      鄭惠先
    • 学会等名
      CAJLE(Canadian Association for Japanese Language Education)2019
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 国際共修授業2023

    • 著者名/発表者名
      青木 麻衣子、鄭 惠先
    • 総ページ数
      240
    • 出版者
      明石書店
    • ISBN
      9784750355436
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 大学大衆化時代における日本語教育の役割と可能性2022

    • 著者名/発表者名
      永岡 悦子
    • 総ページ数
      378
    • 出版者
      流通経済大学出版会
    • ISBN
      9784947553911
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 『国際教育研究部 ブックレット6 これからの国際共修教育を考える―コロナ禍におけるオンライン授業実践―』2021

    • 著者名/発表者名
      青木麻衣子・奥本素子・朴炫貞・小林由子・式部絢子・髙橋彩・鄭惠先・平田未季
    • 総ページ数
      95
    • 出版者
      北海道大学高等教育推進機構国際教育研究部
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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