研究課題/領域番号 |
19K00732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
菅長 理恵 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (50302899)
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研究分担者 |
伊集院 郁子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (20436661)
中井 陽子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (60398930)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | キャリア形成支援 / 留学生 / タスク / 教材開発 / 国際共修 / 体験談 / 人間関係構築 / グローバル人材 |
研究開始時の研究の概要 |
(1)元留学生に対するインタビュー調査を継続し、留学から就職・結婚・子育てといったライフステージごとの事例を集め、多様なキャリア形成のあり方を明らかにする。 (2)上記(1)の知見をもとに、国内外の日本語学習者の在籍する高等教育機関等において広く活用できるキャリア形成支援教材を開発し、実践研究を通して教材の有効性を検証する。教材は、知識提供型ではなく課題発見・解決型のものとする。 (3)上記(2)の活用法ワークショップ等を国内外で開催し、キャリア形成支援の具体策が求められている日本語教育現場において、知見の共有を図り、ネットワークを構築する。
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研究成果の概要 |
研究課題である「留学初年次から使えるキャリア形成支援教材の開発」を目標として、インタビュー調査、エピソード教材およびタスク教材の作成と試用、実践研究を重ねた。研究成果の発信として、期間中に合計10本の論文を発表し、合計10回の学会発表等を行った。コロナ禍により、予定していた意見交換のためのワークショップ等が開催できず、最終成果物刊行のため、当初2021年度までだった研究期間を1年延長した。最終年度の2022年12月には、『留学生・大学生のための エピソードとタスクから描く私のキャリアプラン ―課題発見解決力と人間関係構築力を育てる―』を凡人社から刊行し、研究課題を達成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最終成果物であるキャリア形成支援教材は、外国人留学生、日本人学生双方に、留学前あるいは留学後早い段階からキャリア形成意識を持ち、留学生活を有意義にすごすための道しるべを見つけることを促すものである。同時に、社会の中で必要とされる「課題発見解決能力」や「人間関係構築力」を養成することも企図している。エピソード教材が元留学生の具体的な体験談に基づいている点に独自性があり、学生が自らに引きつけて考えることができるため、高い効果が見込まれるものとなっている。
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