研究課題/領域番号 |
19K00744
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
|
研究機関 | 金城学院大学 (2021) 国際医療福祉大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
山元 一晃 金城学院大学, 文学部, 講師 (70799866)
|
研究分担者 |
浅川 翔子 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 助教 (50804118)
加藤 林太郎 国際医療福祉大学, 留学生別科, 助教 (00803355)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 看護留学生 / 実習記録 / 語彙 / 看護教員 / 教材開発 / 看護教育 / インタビュー調査 / ライティング教材 / アンケート調査 / 看護実習記録 / 専門日本語教育 / インタビュー / コーパス / 専門語彙 / SOAP展開 / 看護 / 語彙研究 / アカデミックジャパニーズ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本の大学や専門学校において看護師を目指す留学生のための教材開発、また、その基礎研究を行う。第一段階としての基礎研究では、(1)「看護師を目指す学生にどのような課題が課されるのか」、(2)「看護師を目指す留学生はライティングという点でどのような困難に直面するか」、(3)「手本とされる看護記録・実習記録の言語的特徴は何か」をそれぞれ明らかにする。また、第2段階では、留学生の看護学部での学びをスムーズにするための教材を開発する。基礎研究を基に、日本語教育および看護教育の観点を踏まえながら、看護を学ぶ留学生に対して、能力の向上に資する教材開発を行う。
|
研究成果の概要 |
本研究では、(1) 看護を学ぶ留学生が授業や実習で課される課題を行うにあたっての困難点を明らかにすること、(2) 留学生の看護学部での学びをスムーズにするための教材を開発することを目標とし、看護教育において課される実習記録などの言語的な側面に関する調査、看護教員に対するインタビュー調査およびアンケート調査、さらに、看護留学生に対するインタビュー調査を行った。その結果、言語面において、実習記録特有の語彙や表現があることがわかり教材に反映することができた。インタビューおよびアンケートからは、状況や場面に合わせた言語使用の使い分けなどに困難を抱えていることが分かり、教材の構成を練るのに役立った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
支援に役立つ教材を開発することによって、看護を学ぶ留学生が、資格を得て、病院等で看護師として勤務するというキャリアを確実なものにすることにつながる。留学生が看護師として就職することによって、医療従事者の多様性を担保し、増加する日本語を母語としない患者に対する看護の質向上につながる。また、留学生支援のノウハウを蓄積することで、留学生を受け入れることの障壁が低くなり、留学生受け入れに舵を切る大学や専門学校が増えることが予想される。卒業後のキャリアをイメージしやすい看護学部等が選択肢に入ることで、日本を留学先として魅力的に感じてくれる留学生が増えることも予想される。l
|