研究課題/領域番号 |
19K00752
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
門脇 薫 摂南大学, 国際学部, 教授 (40346581)
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研究分担者 |
櫻井 千穂 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (40723250)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | バイリンガル / オーストラリア / 日本語能力 / 評価 / 日本語教師 / JHL/JFL/JSL / 海外の日本語教育 / 日本語教授法 / イマージョン / アセスメント / 日本語プログラム / CLIL / 小学校 / 日本語アセスメント / 日本語教育プログラム / DLA / 日本語母語話者(ネイティブ)教師 / テスト / 日本語教育 / 初等・中等教育 |
研究開始時の研究の概要 |
近年オーストラリアの初・中等教育では、「CLIL(内容と言語の統合的学習)」の手法を用いた日本語教育が盛んに行われるようになってきた。特に英語と日本語のバイリンガル/イマージョン教育を実施している学校では、日本語教師が日本語で各教科を教えているが、現段階では効果的な教材や教室活動など具体的な教授法、及び日本語能力の評価法が確立されてはいない。本研究では、オーストラリアの初等・中等教育を対象に「英語と日本語のバイリンガル/イマージョン教育」における効果的な日本語教授法を考察し、学習者の日本語能力の評価方法を開発する。
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研究成果の概要 |
本研究では、英語と日本語のバイリンガルプログラムを持つ、オーストラリアの小学校(以下「日英バイリンガル校」)における日本語の教授法、及び日本語能力の評価方法に関する研究調査を行った。日英バイリンガル校2校の日本語教師を対象としたインタビュー調査を実施し、その結果から得られた知見を両校の日本語教師間で共有し、よりよい教授法について検討することができた。また、両校の6年生の日本語能力の測定を実施し、児童の日本語の習得状況が明らかになった。それにより日本語教師に教育実践に対する気づきをもたらし、日英バイリンガルプログラム及び日本語の教授法に関する改善につながった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、日英バイリンガル校における日本語教育の実状を明らかにすることができた。また、日英バイリンガル校の児童を対象に、標準化された日本語能力の測定を行ったことは非常に画期的であった。日本国内の児童生徒を対象にした第2言語としての日本語(JSL)教育で行われている評価ツールを利用した本研究の試みは、海外の児童生徒を対象にした日本語(外国語としての日本語:JFL、継承語としての日本語:JHL)教育における日本語能力の評価方法を示すことができた。本研究の成果は、海外の児童生徒対象の日本語(JFL・JHL)教育、日本の日本語(JSL)教育、バイリンガル教育の分野の研究の発展に貢献しうる。
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