研究課題/領域番号 |
19K00762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
中山 晃 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 教授 (70364495)
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研究分担者 |
吉田 広毅 関東学院大学, 国際文化学部, 教授 (40350897)
三浦 優生 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (40612320)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 外国語教育 / 小学校 / ルーブリック / 評価・測定 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では、令和2年度(2020年度)から、正式に小学校5・6年生を対象に必修科目として、特別支援学級も含めて実施される「外国語科(英語)」に関して、2018年度から開始されている移行期間を含めた、令和元年度から令和4年度までの研究期間(4年間)において、児童・生徒の英語のパフォーマンス(特にスピーキングとリスニング)の評価の観点と方法、それに対応する指導法の在り方等を検討してゆくものである。
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研究実績の概要 |
研究計画5年目(令和5年度)の研究目標は、ICTを活用した英語のパフォーマンス評価ルーブリックのアプリケーション化に向けたプログラムの動作確認とパフォーマンス評価を含めた言語教育の成果指標に関する最新の研究成果の聴講及び資料収集、本年度までの研究成果の発表であった。本研究課題の物品費で購入したタブレット端末を利用し、動作のチェックを行った。ダミーのクラス名簿(十数名分)を表計算ファイルで作成し、そこからランダムでペアを画面上に呼び出し、ペアでの英会話を評価するシュミレーションを行った。タッチパネルで評価を入力(選択)する際にプルダウンメニューの画面上の幅が狭いため、入力のしづらさが確認できたが、おおむね想定した挙動となった。また、評価項目の精選のため、研究協力者(教職大学院生を含む)に言語教育に関する学会に参加してもらい、情報収集を行った。これら一覧の成果を公表するために、国際会議(米国応用言語学会、American Association of Applied Linguistics)にポスター発表の枠で応募し、採択されたため、年度末に発表した。発表を聞きに来られた参加者からは、紙媒体でパフォーマンス評価を行う際の煩雑さから解放されるので、プログラムをカスタマイズして使わせてほしいというコメントや、評価項目を、各国や地域の実情に合わせて変更できる仕様にしてほしいといった要望をいただいた。デジタルトランスフォーメーション(DX)にもつながる開発アイデアとして次年度以降の課題としたい。その他、評価項目の内容については、英語が第二言語習得環境におけるベンチマークと異なる部分があり、その内容との整合性やユニークさにコメントをいただいた。我が国のように英語が生活言語ではない外国語学習環境における英語のスキルの到達目標の在り方についても、今後の検討課題としたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していたプログラムの動作確認と国際会議での発表を遂行できたため。
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今後の研究の推進方策 |
パフォーマンス評価ルーブリックの評価項目(コンテンツ)を増やし、評価の幅を持たせることで、個別の事情にも対応できるように工夫する。次年度は最終年度となるので、このプログラムを研究会等で紹介し、広く周知する。
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