研究課題/領域番号 |
19K00764
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
寺西 光輝 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 講師 (90782467)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | コンピテンシー / 留学生 / CEFR / 複言語能力 / パフォーマンス課題 / Can-do / 中国語教育 / オンライン / e-learning / 行動中心アプローチ / コミュニケーション・ストラテジー / 協働学習 / パフォーマンス評価 / 学習ポートフォリオ / 中国人留学生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大学における初修/第二外国語としての中国語教育のあり方を、言語習得のみならず“コンピテンシーの育成”という点からとらえ直し、学修過程における《留学生との交渉・協働》を前提として、それを《教材》《パフォーマンス評価》とリンクさせた、新しい中国語教育モデルの開発を行うものである。 そのために本研究では、大学内の中国語を母語とする留学生を相手として実践できるタスクや、Can-doチェックシート、パフォーマンス課題等を開発し、その効果を検証する。さらに、授業外の学修成果を可視化し評価するための指標および、成績評価に組み込むための仕組みを構築する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、大学における初修(第二)外国語としての中国語教育のあり方を、言語知識の習得のみならず“21世紀型コンピテンシーの育成”という観点からとらえ直し、学習過程における《留学生との交流や協働》を前提とし、それを《教材》《パフォーマンス評価》とリンクさせた、新しい中国語教育と評価に関するモデルの開発を行った。 研究期間を通して、CEFRの「行動中心アプローチ」および「複言語主義」の理念に基づく教材および学習ポートフォリオ・評価基準の開発に取り組むとともに、学習をどのように教室外の留学生の存在に結びつけるかについて分析した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、わが国の外国語教育の分野では、CEFRの理念および、第二言語習得研究の成果に基づく教育内容や教授法、評価方法等の開発・研究が活発になっている。一方で中国語教育の分野では、依然として文法シラバスに基づく伝統的な教育が中心である。 本研究では、CEFRの「行動中心アプローチ」および「複言語主義」の立場から、第二外国語としての中国語教育において育成すべき「コンピテンシー」について検討した。また、学生を取り巻く多文化環境をいかに学習過程や評価に取り入れるべきかという観点から、新しい中国語教育のあり方について検討し、論文および教科書の作成を通してその一端を示すことができた。
|