研究課題/領域番号 |
19K00782
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 函館工業高等専門学校 |
研究代表者 |
臼田 悦之 函館工業高等専門学校, 一般系, 教授 (00413708)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | タスク / タスク開発 / データベース / タスク遂行 / 音声データ / トランスクリプト / フレーズ / ポスト・タスク / 文字化 / LMS / アプリケーション開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では理解型、発信型、統合型の3つのタイプのタスクを開発することとその作成方法を公開することを目的とする。開発したタスクを日本人英語学習者や英語ネィティブ・スピーカーが遂行しているところを録音して文字データにし、有効活用できるようデータベース化する。ICTを通じてデータベースを公開したり、デジタル教材化を進めるためのタスクやICTアプリケーションの開発も目指す。
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研究実績の概要 |
Spot-the-difference タスクを作成し、ネィティブ・スピーカーによるタスク遂行データ(音声)を収集した。そして、音声データを文字起しし言語的特徴の分析を行った。2-gram 分析では、人や物を描写する時に必要な look like、there is、位置関係を表す next to、in front (of) などが高頻度で使われていた。イラストには様々な物、人、状況が描かれているので、これらは相手に効果的に伝える表現であることが分かる。Spot-the-difference タスクに特有な表現と考えられるもので、I see、the same、looking at、all right、what about がよく使われていた。特に I see... はタスク遂行中随所で使われ、Yes, I see her, too. などの確認の時だけでなく、I see a beautiful cloud with a rainbow... のように描写の始めに使われることも多かった。描写始めで使われる用法は日本の教科書にはなかなか見られないので、ポスト・タスクでの指導で target phrase になる。N-gram 分析では見えてこないが、高頻度語で20位以内に登場する with はイラスト描写には欠かせないものと考えられ、There's a woman next to him with a purse. のように「所有・所持」の意味で使われることもさることながら、I see a student with a white coat on. のように「付帯状況」での用法が多かった。また、with+O の後には現在分詞、過去分詞、副詞、前置詞+名詞などの表現が使われていたことから、ポスト・タスクでの指導ポイントになると言えよう。タスクを作るときにこれらを意識することで、Focused task を作ることも可能である。同じイラスト描写で Spot-the-difference タスクよりもシンプルな Same-or-different も作成したが、授業の帯活動として短時間で使うことができ、学習者の取り組みも活発で効果的であることが分かった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
アプリケーションの開発が遅れているのと、タスク遂行データ収集が十分とは言えない。タスクを開発も更に進めていく必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
タスクの開発、タスク遂行データの収集、トランスクリプト・データの蓄積を急ぐ。アプリケーションの開発を急ぎ、遅れを取り戻す。
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