研究課題/領域番号 |
19K00784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
磐崎 弘貞 筑波大学, 人文社会系, 教授 (50232658)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | CLIL / EMI / コロケーション / プレゼンテーション / retelling / 英語発信能力 / パラフレーズ / authenticity / 発信型スキル / 内容言語統合型学習 / 要約 / 要約プレゼンテーション / 協働学習 |
研究開始時の研究の概要 |
大学においては学術目的の英語力育成が必ずしも機能しておらず、学年が上がるにつれ英語力が下がったとの報告も珍しいことではない。本研究では、共通科目に加えて専門課程でも、英語で教科を教える内容言語統合型学習(CLIL)方式の効果を実証する。その際、(a) 語と語のつながりであるコロケーションへの意識化を促し、(b) 資料内容を平易な表現に言い換えるパラフレーズ処理を修得し、(c) 教材内容をスライド上でキーワードを提示しながら説明する要約プレゼンテーションを練習し、(d) それを討論する協働学習を組み合わせて実践し、その効果を検証するとともに、その手法をマニュアル化する。
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研究成果の概要 |
専門分野授業を英語で行う内容言語統合型学習(CLIL)/英語媒体の授業(English Medium Instruction)において、教師が単に講義を英語で行うだけではなく、学習者に英語を発信させる機会を多く設けることが必要である。その際、日本人学習者が発表者になる場合も聴者になる場合にも言語サポートが必須となり、そのポイントとなるのが、低頻度語やイディオムを平易な言葉で表現するパラフレーズのスキル、ビジュアル情報を使って即興で発表をするスキル、内容をインプットする際に語と語の慣用的つながりであるコロケーションを判別しリユースするスキルが重要であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中学から大学に至るまで、英語教員の英語熟達度が高い場合、どうしても自身が英語を駆使した授業を行いがちである。しかし、本研究では、そうした状況では必ずしも学習者の英語発信能力が高まるわけではなく、教授者が言語サポートのノウハウを知ったうえで授業を行う必要がある。本研究では、これをコロケーションの認識、英英辞典を適宜活用したパラフレーズの手法、ビジュアル情報をキーワードのみを使って(原稿なしで)発表を行う練習方法についてノウハウを提供し、それをマニュアル化(順次様々なサイトで公開)した点に特徴がある。
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