研究課題/領域番号 |
19K00788
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
古泉 隆 名古屋大学, 教養教育院, 講師 (60549541)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | シャドーイング / モデル音声速度 / 学習者による調整 / 自動調整 / 再生速度の自動調整 / 再生速度の手動調整 / 音声認識によるパフォーマンス評価 / モデル音声の速度調整 / 音声認識 / 音声合成 / 速度調整 / 教材難易度 / シャドーイング音声の速度調整 |
研究開始時の研究の概要 |
シャドーイングで効果を得るためには学習者の現レベルより若干やさしい教材を用いるのが適切であるとされているが、集団の中で個々の学習者のレベルに合った教材を選択するのは教師にとって容易ではなく、また、学習者自身が教材を選択する場合でも適切なものを選べるとは限らない。本研究では、シャドーイングのモデル音声(合成音声を利用)の速度(シャドーイングの難易度要因の一つ)を音声認識を利用し自動調整する教材アプリを作成し、大学生に一定期間学習してもらう。また音声速度を学習者自身が調整するタイプの教材アプリも作成し、同様に一定期間学習してもらい、両者においてどのような学習効果が得られるかを検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、音声認識・音声合成を応用利用し、シャドーイング教材の難易度要因の一つであるモデル音声の速度を、自動調整または学習者自身が調整することでどのような学習効果が得られるかを検証した。その結果、モデル音声の速度を学習者自ら変更する場合の他、音声認識を利用したシャドーイング評価に基づく自動速度変更でもリスニング力の向上に効果があることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、多くの英語コンテンツがインターネット上で提供されており、学習者がPCやスマホで再生速度を自由に変更できる環境にある。そのような状況の中で、シャドーイングの際に、自分のレベルに合った速度に自ら調整して練習を行うことでより効果的になるという示唆が得られたことは外国語教育において意義がある。一方、学習者自身で速度変更をする場合、主観に頼ることで適切でない速度に変更してしまったり、積極的に速度変更を行わない可能性もある。したがって、客観的かつ自動的な調整手法を進展させることも必要であり、本研究で、自動調整による効果を確認できたことは今後の自動調整の精緻化・進展への取り組みにおいて意義がある。
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