研究課題/領域番号 |
19K00795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
大野 拓恵 北海道科学大学, 薬学部, 教授 (50586138)
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研究分担者 |
加藤 隆治 北海道科学大学, 薬学部, 准教授 (60305935)
板倉 宏予 北海道科学大学, 薬学部, 准教授 (40438388)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 薬学部英語教育 / ESP教育 / 授業内における英語教育 / 授業外における英語教育 / アンケート調査 / 薬剤師の英語需要 / 英語教員の意識 / 薬学部 / 英語教育の実態調査 |
研究開始時の研究の概要 |
薬剤師を養成する大学の英語教育は、大抵は薬学を専門としていない英語教員の孤軍奮闘によって支えられている。卒後の薬剤師業務に直結した英語教育を考える際に、例えば、日本の薬剤師を取り巻く現況は、病院薬剤師では研究のため、コミュニティ薬局薬剤師では、増加の一途をたどる来日外国人の対応のため、英語の必要性が高まる方向へと動いている、と知っていれば、そこから逆算して、大学時代にどのような英語教育を行うのが理想的であるのかを効率よく考えることができ、薬剤師養成、延いてはこの国の医療に大きく資することとなる。本研究では、現役薬剤師、薬学部の英語教育の実態調査を行い、それらの情報交換の基盤作りを試みる。
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研究実績の概要 |
23年度については大きな進捗がなく、これと言って形に残る実績はない。昨年度の報告書にて研究計画の見直し案を示したが、実際に進めていく中で困難が生じ、現在のところ以下の3点の方向で研究を進めている。 ①薬学部の授業内英語教育について:当初の予定では、国内大学の薬学部における英語教育の実践について調査をすることを中心に据えていたが、コロナ禍において、どの大学もそれまでの英語教育を継続するのが困難な状況となっていると考え、時間をおいての調査を待つことにした。しかしながら、時間をあけた後であっても、事前に試験的に数校に質問を尋ねた際に得られる回答はコロナによる混乱を経たことや、薬学部のカリキュラム改定のタイミングと合わさり、なかなか安定しないものとなり、当初計画していた調査の内容を変えることにした。 ②薬学部の授業外英語教育について:勤務校での海外研修が昨年度に引き続き、コロナ禍をのり越え実施されたので、参加者に対してアンケート調査を行い、データを蓄積した。また、アンケートを実施していなかった時代の参加者に対して調査を行う下準備としての名簿作りを行った。また、本学の海外研修(ハワイ大学)の際には、同大学のプログラムに参加していた他大学の引率教員からも情報を得ることができ、データをまとめる際の一助となっている。 ③本研究に関連のあるこれまでの調査について、論文化に至っていないものを含めデータを見直し、本研究の一部としてまとめる準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度の報告書で、研究計画を変更することとなった旨、報告したが、結局のところうまく路線変更ができているとはいえず、なおかつ、研究者それぞれの持つ家庭の事情(本人の病気や親の介護)が重なり、停滞を余儀なくされる1年となった。
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今後の研究の推進方策 |
①「授業内英悟教育」について:各大学の英語教育実践の調査については、規模を縮小して、薬学部の新しいモデル・コア・カリキュラムにおける英語教育に焦点を絞って、各大学がどのような観点で、どのような英語教育を展開しようとしているのかを調査する。 ②「授業外英語教育」について:上記①の調査とあわせて、海外研修の実践について調査を行うが、コロナ禍以前については問わず、コロナ禍後の現在、実施できているものに関してのみ調査する。 ③これまでの自分たちの関連の研究を、最終報告書の形にまとめていく。
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