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初修中国語教育における母語話者との遠隔交流がもたらす効果と実践方法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K00827
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関東京都立大学

研究代表者

篠塚 麻衣子  東京都立大学, 人文科学研究科, 客員研究員 (90782805)

研究分担者 神田 明延  東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (10234155)
藤本 かおる  武蔵野大学, グローバル学部, 准教授 (20781355)
湯山 トミ子  東京都立大学, 人文科学研究科, 客員教授 (60230629)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード初修外国語教育 / 中国語教育 / ICT活用 / 遠隔交流 / インストラクショナルデザイン / ARCSモデル / デザイン研究 / 外国語教育 / 中国語
研究開始時の研究の概要

本研究は、大学教養課程初修中国語教育の初年度学習者を対象に中国語母語話者との遠隔交流を伴う実験授業を行い、1.遠隔交流が学習意欲・動機づけに及ぼす影響と中国語習得度への影響を測定し、2.初年度学習での実践として一般化可能な教授設計を研究し、3.社会構成主義的に学ぶ学習成果の定着と習得の確認・評価方法を検討・検証し、日本で最多の中国語学習者を擁する大学教養課程初年度中国語教育の充実を目指す。本研究は、コミュニケーション言語力の習得と真正な言語活動の拡充、複言語主義に呼応した教育活動の活性化、国際理解と国際協調の学びの進展に寄与し、新時代に対応した外国語教育の新たな展開と意義を生み出すであろう。

研究実績の概要

2023年度は、本研究が目的とした大学教養課程初修中国語教育の初年度学習者を対象に、遠隔交流の実施、遠隔交流を円滑に行うための発音学習の充実、遠隔交流が学習意欲・動機づけに及ぼす影響を計測するためのアンケートを含む各種データの収集を継続した。交流活動に参加可能な学生の母数が増加したため、授業内容の相違から、授業活動の一環としたクラス、希望者のみ参加したクラスの2種類を設け、研究を進めた。2022年度までの取り組みにより、研究計画立案時に想定した学習環境に比べて充実した発音学習を提供できたものと考えている。2023年度の発音学習の習得状況について、コロナ禍以前から継続している発音習得度のデータと比較し、2024年度以降の発音学習・発音教育設計に活かせるよう検討した。遠隔交流の設計においては、初年度学習での実践として一般化可能な教授設計を目指しながら、ARCSモデルを援用した設計を行った。具体的には、ARCSモデルの内、R3(経験とのつながり)内、個人化のオプション(課題の内容について学習者に選択させる)、C2(成功の機会)内、学習者に適切な挑戦レベルを設定すること、S1(内発的満足感)内、継続的な動機付け(関連する興味関心領域についての情報を提供する)等を援用して活動を設計した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の本研究以外の各種活動が研究推進の妨げとなった。

今後の研究の推進方策

2024年度は2023年度までに収集したデータや実施した遠隔交流の分析等をまとめ、学術成果の提出を目指す。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (20件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 日英中三言語対照連携学習法&アプリの開発: 学習者の動的ランゲージングの促進を目指して2023

    • 著者名/発表者名
      湯山トミ子・神田明延・藤本かおる・篠塚麻衣子・武田紀子
    • 雑誌名

      言語学習と教育言語学

      巻: 2023年度版 ページ: 42-55

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 言語能力に着目した外国語学習の考察 :日本語母語話者のための中英連携発音再学習の攻略-2022

    • 著者名/発表者名
      湯山トミ子・神田明延・藤本かおる・篠塚麻衣子・武田紀子
    • 雑誌名

      信学技報 TL2021-44

      巻: vol. 121, no. 440 ページ: 68-73

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 言語能力に着目した外国語学習の考察ー日本語母語話者のための英中連携発音再学習の攻略ー2022

    • 著者名/発表者名
      湯山トミ子・神田明延・藤本かおる・篠塚麻衣子・武田紀子
    • 雑誌名

      信学技報 TL2021-44

      巻: vol. 121, no. 440 ページ: 68-73

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] コロナ禍における日本語教師と授業のオンライン化2022

    • 著者名/発表者名
      藤本かおる
    • 雑誌名

      グローバルスタディーズ

      巻: 6 ページ: 129-149

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] ハイフレックスモデルとは何か2022

    • 著者名/発表者名
      藤本かおる・尹智鉉
    • 雑誌名

      小出記念日本語教育研究会

      巻: 30 ページ: 105-122

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 功績賞・論文賞・研究会優秀賞・大会奨励賞2021

    • 著者名/発表者名
      篠塚麻衣子、合田美子、鈴木克明
    • 雑誌名

      教育システム情報学会誌

      巻: 38 号: 1 ページ: 3-7

    • DOI

      10.14926/jsise.38.3

    • NAID

      130007965614

    • ISSN
      1341-4135, 2188-0980
    • 年月日
      2021-01-01
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 言語能力に着目した多言語学習の試み-中国語学習者のための母語活用型日英中三言語対照学習法&システムの考察-2021

    • 著者名/発表者名
      湯山トミ子・武田紀子・神田明延・藤本かおる・篠塚麻衣子
    • 雑誌名

      信学技報 TL2021-11

      巻: vol. 121, no. 87 ページ: 44-49

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] CALLとeラーニングの理論的背景とその実践の変遷2020

    • 著者名/発表者名
      神田明延
    • 雑誌名

      首都大学東京人文科学研究科人文学報

      巻: 516-7 ページ: 1-20

    • NAID

      40022419171

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 日本語初級レベルのグループオンライン授業での教室活動に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      藤本かおる
    • 雑誌名

      日本e-Learning学会誌

      巻: 19 号: 0 ページ: 27-41

    • DOI

      10.32144/jela.19.0_27

    • NAID

      130007702925

    • ISSN
      1349-0192, 2434-415X
    • 年月日
      2019-09-03
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本語のグループオンライン授業での教室活動に関する研究―1事例の教案分析を中心に―2019

    • 著者名/発表者名
      藤本かおる
    • 雑誌名

      日本大学大学院総合社会情報研究科紀要

      巻: 20 ページ: 55-61

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 日中英三言語対照同時学習法の開発と支援システムの実装2024

    • 著者名/発表者名
      湯山トミ子・神田明延・篠塚麻衣子・藤本かおる・武田紀子
    • 学会等名
      JELES
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 学習者に聞く:言語運用能力の自律的発現とその限界2024

    • 著者名/発表者名
      藤本かおる・篠塚麻衣子・湯山トミ子
    • 学会等名
      JELES
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本語母語話者のための中英連携学習システムの構築―教材作成プランとシステムの設計について―2022

    • 著者名/発表者名
      湯山トミ子・武田紀子・神田明延・藤本かおる・篠塚麻衣子
    • 学会等名
      日本英語教育学会・日本教育言語学会第52回年次研究集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 言語能力に着目した外国語学習の考察ー日本語母語話者のための英中連携発音再学習の攻略ー2022

    • 著者名/発表者名
      湯山トミ子・神田明延・藤本かおる・篠塚麻衣子・武田紀子
    • 学会等名
      電子情報通信学会 電子化研究会 思考と言語研究会(TL)
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 教育へのテクノロジー導入に必要な知識・スキル・マインドとは2022

    • 著者名/発表者名
      藤本かおる・尹智鉉
    • 学会等名
      日本教育工学会2022年全国大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 言語能力に着目した多言語学習の試み-中国語学習者のための母語活用型日英中三言語対照学習法&システムの考察-2021

    • 著者名/発表者名
      湯山トミ子・武田紀子・神田明延・藤本かおる・篠塚麻衣子
    • 学会等名
      情報通信学会 ー言語と思考研究会ー
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] ICTを活用した発音の形成的評価を導入した初修中国語授業の設計、実践と評価2020

    • 著者名/発表者名
      篠塚麻衣子、合田美子、鈴木克明
    • 学会等名
      教育システム情報学会全国大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 教室へのICT活用入門2019

    • 著者名/発表者名
      藤本かおる
    • 総ページ数
      156
    • 出版者
      国書刊行会
    • ISBN
      9784336063397
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] WAVE中国語游 iOS版

    • URL

      https://apps.apple.com/jp/app/id1188991774?ign-mpt=uo%3D4

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] WAVE中国語游 Android版

    • URL

      https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.soryu_sha.wave_chinese&hl=en_US&gl=US

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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