研究課題/領域番号 |
19K00828
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
岩田 礼 公立小松大学, 国際文化交流学部, 教授 (10142358)
劉 乃華 公立小松大学, 国際文化交流学部, 教授 (40836590)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 中国語教育 / 漢字 / ピンイン / Chinese learning / Hanyu Pinyin / Chinese characters / Japanese lerners / Textbook / Chinese Learning / textbook / Japanese learners / Chinese / Pinyin / Characters / Oral Proficiency / Language Pedagogy |
研究開始時の研究の概要 |
Our research examines if the added presence of Chinese characters together with Romanization reduces the effectiveness of Romanization alone in the acquisition of Chinese oral-aural proficiency by Japanese learners. It will contribute to a fact-based discussion of this pedagogical issue.
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研究成果の概要 |
本研究は大学1年次の日本人の中国語学習到達度が中国語の表記方法の相違(ピンインのみ、或いはピンインと漢字の併記)により影響を受けるかを考察した。学生は2集団に分けられ、表記方法のみ異なる同一の教科書(単語、会話、練習を含み、文法説明は英文)で1年間学習した。その結果、教科書における漢字表記の有無と学習到達度(期末試験の得点)の間に統計学的な関連は認められなかった。次に、学生のTOEICの聴解及び読解の得点や1年次の総合的な成績評価値(GPA)と中国語の学習到達度との関連性を調査したところ、GPAとは弱い、または中程度の関連性が見られた。TOEICとは、認められるとしても弱い関連性に止まった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果は、大学1年次レベルの日本人の中国語学習において、中国語の漢字表記がピンイン表記以上に学習上の価値を有しない、という強力なエビデンスとなった。大学での中国語学習においては、一般的な、あるいは外国語学習に特化した、学習への取り組み方の改善指導のほうが効果的であると思われる。
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