研究課題/領域番号 |
19K00842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 清泉女子大学 (2020-2022) 埼玉女子短期大学 (2019) |
研究代表者 |
岡田 靖子 清泉女子大学, 文学部, 非常勤講師 (40364830)
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研究分担者 |
澤海 崇文 流通経済大学, 社会学部, 准教授 (60763349)
伊藤 武彦 和光大学, 現代人間学部, 教授 (60176344)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 韓国語学習者 / 動機づけ / 異文化理解 / ビデオ研究 / 混合研究法 / 海外留学 / 振り返り / 円卓シネマ / 外国語学習 / 混合法研究 / ビデオ映像 / 韓国語学習 / 日本人学習者 / スピーチ / 韓国語教育 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでの国内における韓国語学習に関する研究では、言語学的な観点から日本語と韓国語の比較研究などが中心に実施されてきた。一方で、学習者のコミュニケーション能力に関する研究はあまり重視されてこなかった。本研究では学習者の言語スキルに焦点を当て、韓国語学習者のスピーチ形式によるスピーキング・パフォーマンスに着目する。短大における韓国語学習者のスピーチ発表を縦断的にビデオ撮影し、韓国語学習の成果を可視的に検証する。また、韓国語コースのプログラム評価を実施し、コミュニケーション能力の育成を目指した授業構成を検討する。
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研究成果の概要 |
当初の目的は、韓国語学習者のスピーチ形式によるパフォーマンスの成果を可視的に検証し、韓国語コースのプログラム評価を実施後、コミュニケーション能力育成を目指した授業構成を検討することであった。しかし、途中で計画を変更する必要が生じたため、本研究は日本人女学生の韓国語学習に対する動機づけや態度を検討することを目的とした。短期大学で韓国語コースに所属している学生を対象に、質問紙調査、インタビュー調査、自由記述を含む4つの調査を実施した。その結果、学習者は自分の意思で韓国語を学習しているが、韓国語への関心を喪失し始めると学習意欲を維持するのが容易でないことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究成果の学術的意義は次の3点である。(1)映画鑑賞と対話が、韓国語学習者の韓国の歴史認識に対して新たな知見を与えると同時に、日韓関係を異なる観点から捉える契機になることを示した。(2)短大の韓国語学習者の動機づけは、英語学習者や大学の韓国語学習者のそれとは大きく異なる傾向が見られた。(3)学習者のスピーキング力を育成するため、学習者自身によるスピーチビデオを視聴することの有用性を提案した。本研究の結果は、英語以外の外国語教育における現状や課題を把握するという点で社会的意義が大きい。
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