研究課題/領域番号 |
19K00844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
菅原 健太 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (20635833)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | モチベーション / セルフ / 学習経験 / エモーション / パーソナリティ / 第二言語習得 / 日本人英語学習者 / 英語教育 / ビション / エンゲージメント / ボイヤンシー / ビジョン / 自己 / 動機づけ / 浮力 / 自己調整 / 不安 / 自己(セルフ) / 第二言語習得論 / 生態学的視点 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、英語の学習を強力に動機づけるDirected Motivational Currents(DMC)の発生・維持に関わるビジョン力の発達メカニズムを生態学的発達論の視点から日本人青年期層を研究対象にして明らかにすることである。そのために、対象者層から英語の学習経験に関する複合データを収集し、DMCの内的構造とビジョン力の発達を促す生態学的環境の融合モデル化を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、英語学習ビジョンをサポートする強力なモチベーションについて、生態学な視点から、日本人青年期層を研究対象にして明らかにすることである。そのために、研究代表者は、対象者層から英語の学習経験に関する量的・質的データを収集した。統計分析を行う中で、英語学習を動機づける自己指針の維持を可能にする特定の条件から、英語学習における現在の努力度への影響力を確認した。また、記述データの分析を通じて、英語学習に関わる活動におけるエンゲージメントを容易にする要素として、クラスメイト・教師・家族等によるサポート、ロールモデルによる働きかけ、そして、英語学習における困難に対処できる回復力が浮上した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、日本人英語学習者の英語学習におけるモチベーションを維持できる条件が一部、明らかになったことである。その条件とは、英語使用者としてのビジョンの強化・維持を促す要素と、英語の学習経験の中で、クラスメイト、教師、家族、そして、ロールモデルによるサポートから学習が困難な状況に陥っても回復できる浮力である。本研究の社会的意義は、英語学習におけるモチベーションの維持を可能にする英語使用者としてのビジョンが育つ条件を日本人英語学習者にとって特有な面を含めながら、英語教育の改善への示唆として提示できたことにある。
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