研究課題/領域番号 |
19K00860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
藤尾 美佐 東洋大学, 経営学部, 教授 (20350712)
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研究分担者 |
小林 猛久 和光大学, 経済経営学部, 教授 (40434211)
村田 和代 龍谷大学, 政策学部, 教授 (50340500)
安達 理恵 椙山女学園大学, 教育学部, 教授 (70574052)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 海外留学 / オンライン / 合同授業 / 英語非母語者者 / キャリア / オンライン授業 / 留学 / 異文化間コミュニケーション能力 / リーダーシップ / インバウンド / 海外研修 / 事後研修 / 長期的キャリア |
研究開始時の研究の概要 |
海外研修は大学教育の重要な柱となっているが、その成果を事後研修や長期的キャリアへどう発展させるかは、十分な検証がなされていない。本研究では、1) 海外研修において伸びる・伸びない能力を特定し、2) 事後研修として、海外連携プログラム(大学間連携やインバウンドとの連携など)の構築、3) 海外経験が学生のキャリア形成意識に関する調査を行い、今後の大学カリキュラムへの提案を行う。
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研究実績の概要 |
当初本研究は、コロナ前の状態を想定して申請しており、海外の大学での留学経験を大学を超えてシェアしあう大学間のセミナー交流やインバウンド(特にオリン ピックによる海外からの来客との交流)などを考えていたため、2019年度末にコロナ感染が広まって以降、こうした対面での計画の大幅な見直しを余儀なくされてきた。 そのため、研究の一部はオンラインでの留学や海外の大学との合同授業へと移行し、代表者藤尾は、2021年度、 マレーシアのUTM(Universiti Teknologi Malaysia )大学とオンラインでの合同授業を、一昨年度(2022年度)は、在外研究先のベネ チア大学(Ca' Foscari大学)との合同授業を行なった。 それらの経験を活かし、昨年度はオーストラリアのFlinders 大学との合同授業も行い、これは3月の「語学教育エキスポ」でも発表している。 また、2022年度に在外研究でベネチア大学に滞在していた時の成果の一つとして、後述するような論文の執筆とスロベニアの語学教育についても調査する機会があったため、JACET3月のSIG(海外の外国語教育研究研究会)でも発表を行った。 分担者の村田は、龍大の海外連携先とオンラインで国際共修のプログラムに取り組み、安達はイタリアでのCLIL(内容言語統合型学習)研修プログラムを開始した。 また、分担者の小林は、これまでの地域連携型(グローカル)なプロジェクトに加え、昨年度は、韓国の釜山の大学での国際的はStart-up Businessのプログラムに学生を引率するなど、本年度は、研究者全員新たな取り組みを行うことができた。 ただ、そのまとめとして、あと1年の研究を申請するものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初本研究は、コロナ前の状態を想定して申請しており、大学での留学経験を大学を超えてシェアしあう大学間のセミナー交流やインバウンド(特にオリンピッ クによる海外からの来客との交流)などを考えていたため、2019年度末にコロナ感染が広まって以降、こうした対面での計画を見直さざるを得なくなり、 そのため、この研究自体も大幅な見直しを余儀なくされた。 しかし代表者が取り組んでいる、前述のオンラインでの海外の大学との合同授業をはじめ、分担者それぞれが行っている、オンラインでの国際共修のプログラム、またイタリアとのCLILの研修プログラム、韓国とのStart-Up Programなど、今年度は研究そのものは大きな進展があった。 代表者の藤尾自身も、まだ一昨年度のイタリアで収集したデータを一部しか発表しきれていないため、分担者の上記の研究に加え、英語母語話者国と非母語話者国との留学の違いなど、本年度は残りのデータを分析・発表する予定。 また、今年度は最後の一年として全員が集まり、報告会をする予定でもある。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、本研究のまとめの年として、 代表者、藤尾はここ数年取り組んでいた、オンラインでの海外の大学との合同授業をはじめ、また昨年度のイタリアで収集したデータの残りを分析し、英語母語話者国と非母語話者国への留学の違いなどを分析し、発表する予定(JACET関東支部会、AILA International Conferenceなど)。 分担者の村田、安達、小林はオンラインでの国際共修のプログラム、イタリアとのCLILの研修プログラム、韓国とのStart-Up Programなどについて、昨年度大きな進展があった研究内容について、今年度まとめていく予定。 また、今年度は最後の一年として全員が集まり、報告会をする予定である。
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