研究課題/領域番号 |
19K00863
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
細田 由利 神奈川大学, 国際日本学部, 教授 (70349124)
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研究分担者 |
David Aline 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (70289958)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 第二言語 / 相互行為能力 / 会話分析 / 観光ツアー / 英語教育 |
研究開始時の研究の概要 |
この研究では第二言語を使用した観光ツアーでガイドと客の相互行為によっていかにツアーが組み立てられるのか、そして効果的に達成されるにはツアーという文脈の中で言語、周囲の環境、ジェスチャーをいかにして用いるべきなのかを究明する。そのために、実社会で行われる第二言語を使用した観光ツアーの会話・映像データを言語とその他の資源(周囲の物質環境など)の両方に注目して会話分析の手法を用いて分析する。
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研究成果の概要 |
この研究の目的は第二言語を使用した観光ツアーでガイドと客の相互行為によっていかにツアーが組み立てられるのか、そして効果的に達成されるにはツアーという文脈の中で言語、周囲の環境、ジェスチャーをいかにして用いるべきなのかを究明することであった。そのために、英語を第二言語として使用した観光ツアーの会話・映像データを分析した。また、大学生による英語での模擬ツアーと熟練ガイドによる観光ツアーを比較分析することで実社会での第二言語を用いた観光ツアーにおけるコミュニケーションと大学生の現在できることのギャップを明らかにし、日本人の英語コミュニケーションの質を向上する教材の提案をしていくことを目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究プロジェクトでは研究代表者と研究分担者が予備研究として第二言語の使用がツアーの軌道にいかなる影響を与えるかを会話分析の手法を用いて調査した研究(Hosoda & Aline, 2018)の規模を拡大し、数多くの熟練ガイドによるツアーと学生によるツアーのデータを分析した。分析により、実社会で行われる第二言語を使用した熟練ガイドによるツアーの相互行為組織を明らかにし、学生の模擬ツアーを比較検証して、その2種のツアーにおける相互行為上の違いを検証した。それにより学生が実社会で効率的に第二言語相互行為を行うために必要なことが明らかになり、英語教材の開発や提示に結び付けることが可能になった。
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